
- 「大学を出ていないと海外就職は難しい?」
- 「海外では学歴よりスキルのほうが重要って本当?」
海外就職を目指す方の多くが、上記の悩み・疑問を抱えているでしょう。
結論として、海外就職では大卒が有利に働く場面は確かにありますが、学歴がすべてを決めるわけではありません。
就労ビザの条件や職種との相性、語学力・専門スキルなどが総合的に評価されるため、今の学歴に関わらずチャンスを掴める道は確実に存在します。
本記事では、最新のビザ動向や国別条件、実際に海外で採用される人材の特徴をわかりやすく解説し、「自分は何から始めれば良いか」まで具体的に判断できるよう内容をまとめています。

田村さつき
大学生から社会人、高卒で海外を目指す方まで、すべての人が迷わず次の一歩を踏み出せる内容になっているので、海外就職に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
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海外就職に大学(学歴)は必要?
海外就職で「大学を卒業しているか」は無視できない要素ですが、絶対条件ではありません。
ビザの取りやすさや応募可能な求人の幅といった意味で大卒は有利ですが、実務経験やスキルがあれば学歴なしで就職できる可能性も十分あり得ます。
なお、海外就職で学歴がある方と得られる代表的なメリットは以下の通りです。
- 応募できる求人の幅が広がる
- 希望の国で就職しやすくなる
- 年収レンジが高い求人を狙いやすい
とはいえ、学歴があるからといって、語学力や専門スキル、実務経験が伴わなっていない場合は「即戦力ではない」と判断されやすいのが海外企業の特徴です。
特にITや専門職などでは、高卒でも実務経験が厚い人が採用される事例が多くあり、学歴が最大の強みとなるわけではありません。
以上のことから、学歴(大卒)は強みになりますが、海外就職において絶対的に必要な要素ではないことを覚えておきましょう。

田村さつき
合否を決めるのはスキルと経験です。大学生の方は「学位+実践スキル」、社会人の方は「現在の学歴を前提にスキル・実績を積み上げる」という発想で戦略を立てましょう!
就労ビザは大卒が有利
「就労ビザの取得」といった観点では、大卒が圧倒的に有利です。
多くの国が就労ビザの条件として「学士号+関連職種」または「一定年以上の実務経験」を設定しています。
このような条件が設けられている理由としては、各国の政府が「専門性のある人材のみを受け入れたい」と考えているからです。
たとえば、エンジニアやマーケターとして海外企業に就職する場合、「関連分野の学位+2〜3年の経験」を持つ人材が有利です。
一方で、高卒でビザを出してもらう場合は「5〜10年の実務経験」や「マネジメント経験」を求められるケースもあり、学歴に変わる条件を求められるため、大卒よりハードルはグッと上がります。
もちろん、選択する国によって就労ビザの取得難易度は大きく変わりますが、学歴がないことによって選びにくい国もあることを覚えておきましょう。

田村さつき
これから進学を検討している場合は、ビザ要件を意識しながら専攻や進路について検討することをおすすめします。
大学のランクや文系・理系は影響するのか
結論から言うと、「大学ランクや文系・理系よりも、職種とのマッチ度とスキルのほうが重視される」ケースが多いです。
文系、または理系だから不利ということは基本的になく、職種に直結する知識やスキルがあれば十分戦えます。
海外就職は、日本よりも学歴フィルターの要素が少なく、実務で何ができるかを重視している傾向にあります。
海外企業は採用時に「学歴+経験+スキル」を総合的に評価しており、偏差値よりも職務内容と関連性のある専攻かどうかが重要視されます。
以上のことから、「大学名」や「文系・理系」にこだわるよりも、「目指す職種に合った専攻・経験をどう積むか」が大切です。

田村さつき
大学のランクや、文系・理系のラベルにこだわるよりも、「この専攻で何を学び、どんな仕事に活かせるか」を説明できるように準備することが、海外就職の成功につながります!
学歴より重視される3つの要素
結論として、海外就職では学歴以上に「語学力」「専門スキル」「実務経験」の3つが重視されます。
大卒であることはプラスに働きますが、これらの要素が伴わない限り、採用と就労ビザの取得どちらでも苦戦しやすいのが実情です。
企業側が本当に知りたいのは「現場で戦力として活躍できるかどうか」だからです。
特に海外では、入社後すぐに成果を求められることが多く、以下の特徴を持つ「即戦力人材であるか」が評価されやすくなります。
- 語学力
└TOEIC 800点以上、IELTS 6.0〜 - 専門スキル
└IT・マーケ・会計・営業など、職種に直結するスキルを1〜2領域 - 実務経験
└「成果を数字で語れる経験」を持つ
以上のことから、海外就職において学歴があることは「スタートラインで有利に働く可能性が高い」といったイメージです。
一方で、語学力・専門スキル・実務経験の3要素を持つ場合は、海外で選ばれる人材になりやすく、学歴よりも有利に働くケースが多くあります。

田村さつき
今の自分がどこに強み・弱みを持っているのかを可視化し、優先順位をつけてキャリア戦略を立てていきましょう!
高卒でも海外就職できるケース
高卒であっても海外就職することは十分に可能です。
大卒よりも「実務経験や専門スキルで評価を勝ち取る必要がある」ことは理解しておくべきですが、学歴がないからといって海外就職を諦める必要はありません。
ビザ要件や求人条件で「大卒以上」が求められることが多い一方で、経験豊富な職人・エンジニア・技術者などは、学歴にかかわらず高く評価される傾向にあります。
また、日本企業からの駐在員として海外赴任するケースや、技能職や接客業などの一部ポジションでは高卒でも道が開けています。
なお、高卒の方が海外就職できる具体的なパターンとしては以下の通りです。
- 日本の企業で数年経験を積み、その後駐在員として海外勤務する
- IT・飲食・ホテル・介護などの「現場経験+資格」で評価される職種での現地採用を勝ち取る
- ワーキングホリデーで経験を積み、そのまま長期就労へ切り替え
以上のことから、高卒だからといって、海外就職は絶対に不可能な選択肢ではありません。
「入り口が制限される分、戦略と準備が大切」のように考えるのが適切です。

田村さつき
まずは、希望国や職種を絞り、必要な資格・語学力・経験を逆算して積み上げれば、高卒からでも海外を目指すルートは十分に開けていきます!
【国別】就労ビザの取得条件
国別の就労ビザ条件は細かく異なりますが、多くの国で共通して見られる軸は「学歴」「職歴」「語学力」です。
就労ビザは「自国民では埋めにくい専門職を、一定以上の能力がある外国人に担ってもらう」ための仕組みです。
まずは、この3つの観点で、自分がどの国の条件を満たしやすいかを整理してみましょう。
各国は移民政策や人手不足の状況に合わせて、学士以上の学位や数年以上の実務経験などのハードルを設定しています。
- 北米・欧州:大学卒以上+関連職種での実務経験を重視するケースが多い
- オーストラリアなど:年齢・学歴・英語力・職歴をポイント制で総合評価
- シンガポールなどの都市国家:提示年収の下限(ミニマムサラリー)を設けるビザタイプがある
- アジア新興国:専門スキルと実務経験があれば、学歴要件は比較的緩い傾向にある
このように、各国の就労ビザ取得条件は大きく異なるので、どの国なら通りやすいかを感覚で選ぶのではなく、「国ごとの条件表」や「自分のプロフィール」を照らし合わせながら、自分に足りないギャップを把握することが海外就職の最初の一歩です。

田村さつき
具体的な就労ビザの取得条件について気になる方は、以下の関連記事も参考にしてみてください!
>>海外で働くには就労ビザが必要!全15カ国の取得条件や種類など紹介
海外就職の始め方
ここでは、海外就職の具体的な始め方について紹介します。
日本から海外企業に就職するための基本についてまとめているので、学歴に関わらず海外で働きたい方はぜひ参考にしてみてください。
必要なスキルを身につける
海外就職で必要なスキルは、「英語力だけ」ではありません。
語学・専門スキル・ビジネス基礎・マインドセットの4つをバランス良く鍛えることが重要です。
各スキルの具体的なイメージについては以下を参考にしてみてください。
- 語学力:英語もしくは現地語(例:TOEIC800点前後)
- 専門スキル:IT・経理・マーケティング・営業など職種に直結するスキル
- ビジネス基礎:資料作成力、ロジカルシンキング、数字感覚
- マインド:多様性への理解、変化への適応力、主体性
たとえば、オンライン講座や通信講座などで専門スキルを学びつつ、英語は毎日30分〜1時間ほどリスニングとスピーキングに時間をかけたいところです。
また、現在の仕事内容と海外で求められる要件のギャップを洗い出し、「半年でここまで伸ばす」という具体的な学習計画を立てると継続しやすくなります。
海外就職に強いエージェントを見つける
海外就職を効率よく進めるには、「海外就職に強い」エージェントをパートナーにすることが重要です。
海外求人の取り扱いが豊富にあり、就労ビザの取得サポートが充実していて、現地事情に詳しいキャリアアドバイザー在籍しているエージェントを利用すれば、海外就職の成功率が一気に高まります。
なお、海外就職を目指す方が、エージェントを選ぶときに確認すべきポイントは以下の通りです。
- 海外拠点や現地企業とのネットワークがあるか
- 海外大卒・留学経験者のサポート実績がどのくらいあるか
- ビザや現地の生活コストなど、就職後まで踏み込んだ相談に乗ってくれるか
多くのエージェントが無料相談を実施しているので、上記のポイントについて確認してみてください。
また、登録のみであれば基本的に費用はかからないので、「具体的な求人提案がどれだけあるか」「対応のスピードや質」「自分の希望をきちんと理解してくれるか」を比較しましょう。

田村さつき
最終的には、「この人にならキャリアを任せられる!」と感じる担当者と組むことが、海外就職を成功させる近道になります。
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田村さつき
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海外就職の大学に関するよくある質問
- 海外就職に学歴(大卒)はどれほど有利になりますか?
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就労ビザの取得条件や応募できる求人の幅が広がるため、大卒は明確に有利です。特に「学士号+関連職種の経験」を求める国では、大学卒が事実上の前提になるケースもあります。ただし実務スキルや語学力が伴わないと評価されにくいため、学歴だけで決まるわけではありません。
- 高卒でも海外就職できますか?実際のキャリア例は?
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高卒でも「経験・専門スキル」があれば海外就職は十分に実現可能です。日本企業で経験を積んでから駐在員として海外赴任したケースや、IT・飲食・ホスピタリティなどの現場スキルを評価されて現地採用されるなど多くの事例があります。
- 海外就職では大学の偏差値やランクは重視されますか?
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偏差値よりも「専攻と職務内容の関連性」が重視される傾向にあります。海外企業は学歴フィルターが弱く、大学名より「何を学び、それをどう実務に活かせるか」を評価するケースが一般的です。

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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。





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