
- 「海外で働きたいけど、特別なスキルも英語力もない」
- 「未経験から海外就職なんて、無謀な挑戦だろうか?」
海外で働くことに興味があるものの、上記のように感じてしまい、諦めかけている方多くいます。
しかし、未経験から海外キャリアをスタートさせることは十分に可能です。
実際に、語学力や専門スキルに自信がない状態から海を渡り、理想のライフスタイルを手に入れている日本人は年々増加傾向にあります。
とはいえ、海外就職を実現するためには「自分の年齢や経験に合った国・ルート」を正しく選ぶことが不可欠です。
この記事では、海外就職支援実績4,500名以上の「GJJ海外就職デスク」が、未経験・英語力なしから海外就職するための「現実的な3つのルート」と「狙い目の職種」を徹底解説します。

田村さつき
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未経験でも海外就職は可能?現実的な3つのルート
スキルや語学力に自信がない未経験の方でも、海外就職は十分に可能です。
実際、特別な資格を持たずに海を渡り、海外でキャリアをリスタートさせている日本人は少なくありません。
ただし、無計画に飛び出すのは危険なので、自身の年齢や目的に合わせて以下の「現実的な3つのルート」から適切なものを選ぶ必要があります。
日系企業の現地採用を狙う
日系企業の現地採用を狙う方法は、未経験の方にとって最もハードルが低く、実現できる可能性が高いです。
「現地採用」とは、日本法人からの派遣(駐在)ではなく、現地の企業と直接雇用契約を結ぶ働き方を指します。
現地採用が未経験でも採用されやすい理由は、多くの日系企業が「現地の言葉や商習慣がわからなくても、日本人の顧客対応や日本人上司との連携ができる人材」を求めているからです。
また、未経験者が現地採用を選ぶべき理由は他にも多数あります。
- 「日本語」がスキルになる
└主な業務相手が日本人であるケースが多く、高度な英語力を求められない求人が豊富にある - 求人数が多い
└特にタイ、マレーシア、ベトナムなどの東南アジア圏では、コールセンターや営業職を中心に多くの募集がある - ビザのサポートがある
└多くの企業で就労ビザの取得手続きや費用を会社側が負担してくれます
注意すべきポイントとしては、「給与は基本的に現地通貨で支払われる点です。日本円に換算すると低くなることもあり、年収が下がるケースも少なくありません。
とはいえ、重要なのは「現地の物価に対して生活水準がどうなるか」です。
たとえば、マレーシアの場合、月収20万円程度でも、プール付きのコンドミニアムに住んで余裕のある生活が送れるケースが多くあります。

田村さつき
「額面」ではなく「可処分所得と生活の質」で判断することが大切です。
ワーキングホリデーから就労ビザへ切り替え
30歳以下で海外就職を目指すのであれば、「ワーキングホリデー制度」を利用しない手はありません。
ワーキングホリデーは「休暇」のイメージが強いですが、実は就労ビザ取得の足掛かりとして非常に有効です。
通常、欧米圏でいきなり就労ビザを取得するのは極めて困難ですが、ワーキングホリデービザであれば、職歴やスキルの審査なしで入国し、働く権利を得られます。
そのため、未経験でも希望の国で働ける可能性を高めやすいでしょう。
具体的には以下の手順で、就労ビザを取得することが可能です。
- ワーキングホリデービザで渡航し、アルバイトとして働く
- 勤務先で実力を認められ、信頼関係を築く
- 雇用主に「就労ビザのスポンサー(保証人)」になってもらうよう交渉する
このルートで現地就職を勝ち取るためには、「代えの効かない人材」だと思われる必要があります。
単なる皿洗いや清掃業務ではビザサポートを得るのは難しいため、日本食レストランの寿司職人や調理スタッフ 美容師、ネイリスト ITエンジニアなどの専門性や技術が活かせる職種を狙うのが得策です。

田村さつき
「まずは現地に入り込み、実力で道を切り開く」といった、バイタリティがある方にとって、未経験から海外で働くための現実的な選択肢だと言えます!
日本企業で海外駐在を目指す
日本企業で駐在として海外へ派遣されるルートは、待遇面に恵まれており、日本水準の給与に加えて海外赴任手当や住居手当が支給されるため、経済的に非常に安定します。
しかし、「未経験・スキルなし・英語力なし」の状態から目指す場合、このルートは最も難易度が高く、時間がかかることを覚悟しなければなりません。
非常に魅力的な選択肢ではありますが、未経験からすぐに海外で働きたい方にとって以下のデメリットが生じます。
- 未経験者にとってのハードル即海外に行けるわけではない
└入社後数年は日本国内で勤務し、実績を上げてから海外赴任の候補となるケースが一般的 - 求められるレベルが高い
└マネジメント能力や社内政治力、ビジネス英語力が求められる
そのため、海外駐在がおすすめな人の特徴は、「20代で数年後の海外勤務を見据えて長期的なキャリア形成ができる」「すでに特定の業界(商社、メーカー、物流など)での経験がある」などです。
もし「未経験だけど、将来的に海外で働きたい」のように考えているのであれば、「海外拠点を持つ企業」や「海外トレーニー制度のある企業」を探すのもいいでしょう。

田村さつき
ただし、実際に海外へ行けるまでのタイムラグがある点は必ず考慮に入れてください。
未経験・英語力なしでも採用されやすい職種・仕事
ここでは、未経験や英語力に自信がない場合でも採用されやすい職種を紹介します。
「未経験でも数ヶ月〜半年以内に海外就職したい」といった方におすすめの仕事をまとめているので、気になった方はぜひ参考にしてみてください。
>>英語が話せない人でも海外で働くことは可能!おすすめの仕事を12個紹介
カスタマーサポート・コールセンター(BPO)
未経験から海外就職を目指す際、求人数が多いのが「カスタマーサポート・コールセンター」です。
主な業務は日本人顧客への電話・メール対応であるため、高度な英語力はほとんど問われません。
特にマレーシアやタイでは、月給20万円前後(現地の新卒給与の数倍)が相場で、プール・ジム付きの住居に住めるなど生活水準の高さが魅力です。

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「まずは海外生活の基盤を作りたい」という方は、BPO企業の大規模採用に応募することから始めましょう。
営業(日系企業向け)
日本での社会人経験がある方には、「日系企業向けの営業職」がおすすめです。
現地の日系法人は、言語よりも「日本式のビジネスマナーや報連相ができること」を重視する傾向にあるため、語学力より人柄や実務経験が評価されます。
特にベトナムやインドネシアなどの製造・物流拠点では需要が高く、営業車やドライバーが付くなど待遇も手厚い傾向にあります。
日本語教師
日本語教師は、「日本人であること」自体が最大の強みとなる仕事です。
特に東南アジアでは日本語の学習熱が高く、未経験でも採用されるチャンスが豊富にあります。
ただし、国によっては就労ビザ取得の要件として「420時間の養成講座修了」や「日本語教育能力検定試験合格」などを求められるケースもあるので注意が必要です。

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海外で日本語教師として働きたい方は、弊社にご相談いただければ、就労ビザ取得の要件について詳しくご案内できます!
>>海外で日本語教師として働くには?必要資格や平均年収など解説
ホテル・飲食サービス
接客経験を活かしたい方には、ホテルや日本食レストランで働くのも有力な選択肢です。
特にシンガポールや欧州などの高級店では、日本人のきめ細やかなホスピタリティが高く評価されています。
ホール業務では最低限の英語力が必須となる場合もありますが、厨房スタッフや日本人の担当であれば高度な語学力は不要です。
ITエンジニア
ITエンジニアが使用する技術言語は世界共通なの、スキルさえあれば国境を越えやすい点が強みです。
完全未経験の場合、即戦力採用は難しいものの、ベトナムやフィリピンのオフショア開発拠点などでは「研修付き」でポテンシャル採用を行う企業が増えつつあります。
まずは、テスターやITサポートから始め、実務経験を積みながら技術と英語を習得するのが王道ルートです。

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着実にスキルを磨いていけば、将来的には給与水準が高い欧米圏への転職も十分に視野に入ります!
未経験から海外で働くまでのロードマップ
未経験から海外就職するまでの具体的なロードマップは以下の通りです。
1.事前準備(求人情報・環境リサーチ)
まずは行きたい国ではなく、自分が採用される可能性が高い国を知ることから始めましょう。
就労ビザの取得条件や求人数は国ごとに大きく異なります。
たとえば、欧米圏はビザ発給要件が厳しく、学歴や職歴がないと門前払いになるケースが大半です。
一方、アジア圏なら語学不問の求人が豊富にあり、未経験者を募集しているケースも少なくありません。

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まずは、求人サイトで「国名×未経験」で検索し、給与相場や求められるスキルセットの現実を把握することからスタートしてみてください!
2.希望条件の決定
海外求人や現地環境のリサーチが完了したら、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」の優先順位を明確にしましょう。
未経験からの挑戦で、高待遇や好立地などの条件を満たす求人はほとんど存在しません。
「英語力を磨くために給与は下がることを許容する」「採用確率を重視してアジア圏のコールセンターを選ぶ」などのように、海外就職に対する希望条件を明確に決めることが重要です。
なお、軸がブレているとマッチする求人が見つかりにくくなるので、自分のキャリアにおける「海外就職の目的」を言語化してみてください。
3.エージェントの登録
希望条件や海外就職の方向性が定まったら「現地の転職事情に精通したエージェント」に登録することをおすすめします。
未経験から海外就職を目指す場合、専門家から書類作成や面接対策、ビザ申などのサポートを受ける必要があります。
なお、一般的な国内転職サイトには、海外の現地採用求人はほとんど掲載されていません。
そのため、「GJJ海外就職デスク」や「JAC Recruitment」「Reeracoen」など、海外就職に強い2〜3社を併用するのが鉄則です。

田村さつき
非公開求人の紹介や、その国特有の面接対策、ビザ情報の提供など、海外就職に必須のサポートを受けられる点がエージェントを活用するメリットです!
4.書類作成・面接対策
海外就職では、日本の履歴書・職務経歴書に加えて、「英文レジュメ」の提出が必須です。
日本の形式をただ翻訳するのではなく、現地の採用担当者が好むフォーマットに合わせる必要があります。
また、面接はオンラインが主流ですが、通信環境の悪さは致命的なマイナス評価に繋がります。
カメラ映りや回線速度を事前にチェックし、エージェントにレジュメの添削や面接対策を依頼して万全な準備を整えましょう。
5.内定・雇用条件の確認
面接を受けた後に内定(オファー)が出た場合、必ず雇用条件について確認しましょう。
オファーレター(内定通知書)を確認し、「額面」ではなく税金や社会保険料を引いた「手取り額」を計算することが重要です。
オファーレター(内定通知書)を確認し、「額面」ではなく税金や社会保険料を引いた「手取り額」を計算することが重要です。また、現地採用では「家賃補助」や「医療保険」の有無が生活水準に直結します。
「現地通貨での給与で、日本円換算でいくら貯金できるか」をシミュレーションし、生活に無理がないか冷静に判断してからサインをしましょう。
6.ビザ申請
内定の承諾後は、速やかに就労ビザの申請手続きに入る流れです。
基本的には採用企業や代行会社が主導しますが、卒業証明書(英文)や無犯罪証明書など、日本側で本人が用意すべき書類も多数あります。
中には取得に数週間かかる書類や、パスポートの残存期間が6ヶ月以上必要になるケースもあるので注意が必要です。

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手続きの遅れは渡航延期に直結するため、企業の指示を待つだけでなく、自分から必要書類を確認して早めに動くように心がけましょう!
7.渡航・入社
ビザの認可が下り次第、航空券の手配と現地の住居探しを進めます。
内定先によっては、数週間分のホテルを用意してくれる場合もありますが、基本的には自分で物件を探さなければなりません。
また、現地到着後はすぐに銀行口座の開設やSIMカードの契約など、生活のセットアップも必要です。

田村さつき
初任給が出るまでの1〜2ヶ月分の生活費(現金)は余裕を持って用意し、万全の状態で初出社を迎えられるよう準備を整えてください!
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田村さつき
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未経験の海外就職に関するよくある質問
- 英語が全く話せなくても海外就職はできますか?
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はい、可能です。
特にアジア圏の日系企業(現地採用)では、社内公用語が日本語であったり、顧客が日本人であるケースが多く、「語学力不問」の求人が豊富にあります。
ただし、日常生活や将来的なキャリアアップ(外資系への転職など)を考えると、渡航後も英語学習を続けることを強くおすすめします。
- 30代・40代の未経験でも採用されますか?
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年齢に応じた戦略を取れば採用されます。
20代のような「ポテンシャル採用」は減りますが、30代以降は「日本での社会人経験(ビジネスマナー、業務遂行能力)」が評価対象となります。
業界未経験であっても、営業職や管理部門など、これまでの社会人経験を活かせる職種であれば、即戦力として歓迎される国は十分にあります。
- 渡航前に貯金はいくら必要ですか?
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最低でも50万〜100万円程度は用意しておきましょう。
航空券代、海外旅行保険、ビザ取得費用のほか、初任給が出るまでの「当面の生活費(1〜2ヶ月分)」が必要です。
また、現地採用の場合、引っ越しの敷金・礼金がかかることもあります。
国によって物価は異なりますが、万が一のトラブルに備え、余裕を持った資金計画を立てておくことが大切です。

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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。





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