
世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。
1月のトピックは、「新年の抱負」です。
海外でキャリアを重ねているアンバサダーの皆さんは、どんな気持ちで新年を迎えたのでしょうか。
広がり続けた2025年と、追いつかない実感
はろーぽ!フィリピンのヒデシマです。
あっという間に2026年がやってきましたね。
去年を振り返ると、産後復帰という一大イベントがありました。
2024年に中途で転職し、その年の10月には産休に入りました。当時は、産休という小休止期間を見据えていたため、どこか「今は全力を出し切らなくていい」と自分に言い訳をしながら働いていた気がします。
ところが、復職した2025年の2月以降は、状況ががらりと変わりました。
長期プロジェクトにも本格的に携るようになり、海外出張や業界イベントへの参加、フィリピン以外のメンバーとの対面などと、業務範囲が一気に広がったのです。
特に印象に残っているのは、東南アジア各国の現地マネージャーたちと、マーケット動向や他国のビジネス動向について議論できたことです。
思えば、新卒で入社した会社では、仕事が出来ない頃から育ててもらって、その過程で培われた社内知識や人脈を活用するばかりでした。
一方で、年齢も重ね、中途採用として働く現在は、自力でポジショニングすること、実務で能力を発揮することが求められていると意識しています。
自分が何者かを周りに理解してもらうために、自分が出来ることに積極的に参画する、提案するという過程を経て、「フィリピンにヒデシマという奴がいる」と認識してもらい、他拠点メンバーから直接連絡をもらえることも増えました。
期待されている、と感じられたことは素直に嬉しかったです。

ただ、その一方で強い違和感もありました。
話についていけない場面が、確実に増えていたのです。
業界特有の言葉、前提知識、数字の読み方――。周囲の人たちにとって当たり前の知識を、私は感覚で処理しているだけで、本質的に理解できていないと感じる瞬間が何度もありました。
仕事は回っているものの、自分の中に積み上がっていない。
知識が少なくても、勤務態度やキャラクターで乗り切れていた20代の延長線上の働き方では、もう通用しない。そう突きつけられた一年でもありました。(私は30代半ばなので、気づくのが少し遅かったですね……(笑))
生活の変化がくれたもの、奪ったもの
仕事だけでなく、生活面でも大きな変化がありました。
家族が増えたことで、会話の幅が驚くほど広がったのです。
元々、私の英語力は、仕事をする分には問題ないものの、雑談用の語彙力が少なく、以前から食事会や交流会など、仕事以外の会話が必要になる場面に苦手意識がありました。
ところが、子ども関係の話題では簡単に盛り上がれ、しかも楽しいのです。
初対面のシンガポール人やバングラデシュ人とは、子どもの教育やベビーシッターのあるあるで盛り上がりました。以前なら距離を感じていた相手とも、家庭の話題があるだけで一気に近づける。これは海外の子育て生活において、予期せぬプラス効果でした。
一方で、現実はなかなかうまくいきません。
仕事中にベビーシッターから連絡が来て集中が切れたり、子どもの体調不良で予定を変更したり。頭の中には常にプライベートの未処理タスクが残っていて、「今、何かを忘れている気がする」という状態が続いていました。
体力的にも、確実に無理がきかなくなっていました。
抱っこで腰や肩が慢性的に痛いままだったり、家族全員が体調を崩したときには、「自分が動かなきゃ」と無理を重ねて後々ストレスが爆発してしまったり……。
独身や、子育てが落ち着いた友人とのキャリアや私生活の違いを比べては羨んだり反省したりして、落ち込むことも増えました。
周囲から仕事や家事の頑張りが評価されている実感はあるのに、自分自身が納得できていない。そのズレが、じわじわとストレスになっていました。

深める前に、整えることに集中を
そんな一年を経て、2026年に向けて強く思うようになったことがあります。
それは、「いきなり深めない、焦らない」ということです。
仕事でもっと専門性を高めたい、もっと思考力を高めたい、もっと戦略的な議論ができるようになりたい……
家のことでも、もっと知育や海外での子育てについて情報収集したい、もっと地元のコミュニティを広げたい……
そんなことを1つずつ解消していきたい、と困る度にそう思っていました。
しかし、物理的に自由時間が減っていて、常に家のことが頭にある状態ではうまくいかない。今のままでは、逆にもっと焦るか、空回りするだけだと悟りました。
だから今年前半は、あえて、「整える」ことを最優先にしたいと思っています。
具体的には、ぼーっとしたり、1つのことに没頭する時間を確保したりすること。
分からなかったことは、放置して不完全燃焼にさせるのではなく、すぐに解消するか、解消するための初動をとること。
生活と仕事の境界を今より明確にすること。
そして、体を壊さない最低限のケアを続けること。
派手さはありませんが、自分のためにも、家族のためにも、基礎を取り戻したいと思っています。
最終的には「深める」フェーズへ

土台が整ったら、少しずつ「深める」フェーズに進みたいです。
フィリピンのビジネスを、東南アジア全体の視点や、他国の視点で捉え直す。
業務の背景や構造を、自分の言葉で説明できるようにする。
誰かの意見を優先しすぎたり、なぞったりするのではなく、自分が正しいと思ったことに自信を持つ、などなど…。
2026年は、全力疾走するのではなく、力を正しく使えるように整え、必要なところで踏み込める自分になる年にしたいと思っています。
まだ実際の行動に落とし込めていませんが、「このままではいけない」と気づけたこと自体が、次の一歩なのかもしれません。
★★★
海外での就職体験談を知りたい方はこちら!
海外就職無料カウンセリングも受付中です。



コメントを残す