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	<title>働く - コメット</title>
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	<description>世界と遊ぶ　あなたを自由に</description>
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		<title>「なんとかなる」を伝えたい。「元女子」としての新たな挑戦｜安井隆飛さん</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Apr 2024 05:50:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働く]]></category>
		<category><![CDATA[#LGBTQ]]></category>
		<category><![CDATA[#PickUp]]></category>
		<category><![CDATA[#タイ就職]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>新宿2丁目の入口に、2023年末にオープンしたショットバー「G-pit（ジーピット）」。店長としてカウンターで豪快に笑うのは、FTM（Female to Male)ー女性として生まれたけれど、男性として生きることを望む人 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;"> 新宿2丁目の入口に、2023年末にオープンしたショットバー「G-pit（ジーピット）」。店長としてカウンターで豪快に笑うのは、FTM（Female to Male)ー女性として生まれたけれど、男性として生きることを望む人ーの安井隆飛（りゅうと）さん（36）です。「環境に恵まれて、自然体で生きることができた」という安井さん。それでも働くなかでいくつかの障壁もありました。安井さんの経験とそこから見つけ出した生き方を紹介します。</div></p>



<h2 class="wp-block-heading">「男女ってこんなに違うんだ…」中学生での気付き</h2>



<p><strong>――昨年12月にオープンしたばかりなのですね。おめでとうございます。このお店はどんな趣旨なのですか？</strong></p>



<p>2丁目ってやっぱり、ディープな感じがすると思うんですよね。会員制だったり、一見さんお断りだったり。結構ルールがあるんじゃないかと思われると思うんですよ。初めてだと少し行きにくくないですか？</p>



<p><strong>――そうかもです。</strong></p>



<p>ですよね。それを変えたくて。僕はFTMの当事者だけど、心の性別とか、戸籍の性別とか、国籍とかも関係なく、誰でもみんなふらっと来て飲んで帰ってねっていうバーにしたくて。うちのスタッフにも、性別関係なく好きになった人が好きというパンセクシュアルの子もいるし、ノンケ（異性愛者）の子もいるし。</p>



<p>とにかくなんでもOK！！お客様が何も気にせず自分らしくいられる場所を作りたいという理由で始めました！</p>



<p><strong>――じゃあ、LGBTではない人もウェルカムですか？</strong></p>



<p>もちろんです！結構多いですよ。最近だとひとりで来られる女性もたくさんいます。やっぱり最初は、入店するのにめちゃくちゃ緊張するらしんですよ。でも「こんな楽しいところあるんだ！」って2回目、3回目と通ってくれて。</p>



<p><strong>――へ～！いろんな人と話して楽しみたい人にはぴったりですね。ところで安井さんは、女性として生まれたけれど性適合手術もして、戸籍の性別も名前も変えたんですよね。いつ頃から自分の性別に対して疑問をもつようになったんですか？</strong></p>



<p>小学校の時から、男子としか遊ばなかったんですよね。それが全然変とも思ってなくて。運動が好きだったので、男子しか入れない球技クラブに入ったり、放課後に男子とサッカーや野球をして遊んだり。</p>



<p>中学に入ると、いちいち男女で分かれるのが結構ショックでしたね。自分が女子っていうのは分かってたのでしょうがないんですけど、なんで体育の授業が一緒に受けられないんだろうとか思ってました。野球部にも入りたかったけれど、「女子は試合に出られない」って言われて、諦めてソフトボール部に入ったり。……なんだろう、男女ってこんなに違うんだなってすごく実感したのが中学生の時でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="951" height="1024" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-951x1024.jpg" alt="" class="wp-image-606" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-951x1024.jpg 951w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-279x300.jpg 279w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-768x827.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-600x646.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー.jpg 1032w" sizes="(max-width: 951px) 100vw, 951px" /><figcaption class="wp-element-caption">小学生の時の安井さん。運動が大好きで、いつも男子と一緒に走り回っていた</figcaption></figure>



<p><strong>――そうなんですね。いつ「心が男性で、好きなのは女性」と気付いたんですか？</strong><br>中学生の時に、女性を好きになったんです。2つ年上の先輩が、すーごくかわいくて。「この好きはなんなんだろう？」と思ったのがきっかけでした。小学生の時もかわいいなって思っている子はいたんですけど、それとは違くて。</p>



<p><strong>――最初はよく分からなかったんですね。中高はずっと共学だったんですか？</strong></p>



<p>そうです。僕スカートがホント嫌で。中学なんて、入学式、卒業式以外はずっとジャージで学校に行ってました(笑)</p>



<p>高校ではサッカーをやりたくて、女子サッカーが強い高校に行ったんです。サッカー部とかバスケ部とかって、かっこいい女の子がいたりするじゃないですか。そういう僕みたいな人たちは「メンズ」って呼ばれてたんですよ。男の子っぽい女の子。女子同士で付き合う人もかなりいて。僕も、オープンに女性とお付き合いしていました(笑)。</p>



<p><strong>――へ～すごくオープンな環境だったんですね。</strong></p>



<p>そうですね。だから僕は、そこで悩んだり苦しんだりした記憶はないんですよね。胸と生理だけはホント嫌でしたけど。部活にもすごい打ち込んで、サッカー三昧だったので考えている余裕がなかったかもしれません。周りからの偏見もないし、生きやすい環境でした。ちなみに、女子サッカー部の同級生が13人くらいいたんですけど、4人も戸籍変えてるんですよ。</p>



<p><strong>――えっ？同級生4人が性適合手術をして、男性に戸籍を変えたということですか？</strong></p>



<p>そうです！高校卒業後は会ってなかったりもしたんですけど、友だちから「あの子も変えたんだよ」とか聞いたりしました。</p>



<p><strong>――へ～わたしが知らないだけできっとそういう方は周りにいるんでしょうね。</strong></p>



<p>そうですよね。元の性別を隠して生きている人ももちろんいますし。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「隆々しく飛び立て」母からもらった2つ目の名前</h2>



<p><strong>――ところで、進学先が東京女子体育大学なんですね。なぜ女子大にされたんですか？</strong></p>



<p>どうしても体育大に行きたいっていう夢があったんですよ。でも、高校の部活で膝の靭帯を切ってしまって。引退後に手術をしたんです。推薦で行ける大学を探したのですが、行ける大学が東京女子体育大学しかなかったんです。手術後で歩くことも実技試験を受けることもできなかったので。でも、やっぱ「女子」ってつくの嫌じゃないですか。</p>



<p><strong>――そうですよねえ。</strong></p>



<p>それでも体育大学に行きたくって。初めは嫌でしょうがなかったのですが、入学したら最高でした(笑)。だって女子しかいないんですよ！毎日合コンみたいな(笑)。僕みたいなメンズも多かったし。めちゃくちゃモテて、戻れるならもう一回大学時代に戻りたいですね(笑)。</p>



<p></p>



<p>P?</p>



<p><strong>――ははは。お話し聞いていると、安井さんはカミングアウトしなきゃとかいうプレッシャーはないんですね。</strong></p>



<p>全くないですね。ずっと自然体でいられたんですよね。</p>



<p><strong>――ちなみに、LGBTQという概念をいつ知ったんですか？</strong></p>



<p>めちゃめちゃ遅いですよ。環境に恵まれすぎて、調べることもしなかったんで。大学時代、友だちに「ヤス、性同一性障害じゃない？」って言われたのがきっかけです。その友だちも、性同一性障害と診断されたみたいで「ヤスも病院へ行ってみたら？」と言われて、「あ、そういうのがあるんだ」と知ったのが大学1年の時でした。</p>



<p>あっ、でも先輩が男性ホルモン注射を打って声が低くなったとか、男性的な名前に変えたとかいう話を聞くことがあって、「僕もいつかやりたいな」と思うことはありましたけどね。</p>



<p><strong>――そうなんですね。そこではじめて手術のことも知ったんですね。</strong></p>



<p>そうそう。胸も取ることができるんだとか、名前も戸籍も変えられるんだ、とか。そこからどんどん知っていきました。ただ僕、大学で念願の野球部にれたんですよ。でもホルモン注射打つと、ドーピングになって試合に出られないし。胸も早く取りたかったですが、練習に支障も出るので引退後に手術すると決めていました。</p>



<p><strong>――ご両親にはいつ話したんですか？</strong></p>



<p>大学1年生の時に、すっっごい好きな人ができたんですね。ほんっと大好きな子に出会えたんですよ。その子がある部活で有名な選手だったんで、大学新聞に載ったんです。それで、その新聞を持って家に帰って「お母さんごめん、自分実は女子が好きなんだ」ってカミングアウトしました。「この子と付き合っていくなかで、胸も取りたいと思ってるし、戸籍も変えたいと思ってるんだよね」と。</p>



<p><strong>――お母さんはなんとおっしゃいましたか？</strong></p>



<p>「分かってたよ」って。僕、当時「ナベシャツ」っていう胸をつぶすきついシャツを着てたんですよ。だから「もうあのきついシャツ着なくていいね」と。「なんで知ってるの？！」って聞いたら、「あたしが洗濯してたんだよ！」と言われて(笑)。</p>



<p><strong>――あはははっ。そりゃそうですよね(笑)。</strong></p>



<p>隠してたつもりが、もろバレだったっていう(笑)。でも「よかったね。やっと楽になれるね」って言ってくれました。でも僕のケジメとして、絶対に両親に手術のお金を借りないで手術すると決めていました。「自分でお金を貯めて手術をするので、許してください」と言ったら、理解してくれました。</p>



<p><strong>――お父さんはどうでしたか？</strong></p>



<p>お父さんには、実家から一人暮らしをしているアパートまで送ってもらう車の中で話したんですけど、「お前は娘だろうが、息子だろうが、俺の子どもだから」って言ってくれましたね。</p>



<p><strong>――うわぁ素敵。ご両親ともにすごく理解がありますね。</strong></p>



<p>それで部活を引退して、胸を取る手術をしました。いっぺんに他の手術もしたかったんですけど、お金が足りないからバイトすることにして。あ、名前は先に変えましたね。バイトを探す時にも、女子の名前で探すのが嫌だったんで。</p>



<p><strong>――隆飛（りゅうと）さんというお名前はご自分でつけたんですか？</strong></p>



<p>母親がつけてくれました。</p>



<p><strong>――えーそうなんんですね！</strong></p>



<p>「新しい人生、隆々しく飛び立て」っていう意味で、この漢字なんです。字画とかにもこだわってくれて。この年でキラキラネームみたいですけどね(笑)。めっちゃくちゃ気に入ってます。</p>



<p><strong>――応援の気持ちが100％詰まっていて、めっちゃ素敵ですね！</strong></p>



<p>反発される家庭もあるなかで、両親が全部理解してくれたのがホントありがたかったです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="480" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s.jpg" alt="" class="wp-image-610" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">手術で行ったタイに一目ぼれ「住みたい！」</h2>



<p><strong>――バイトは何をされてたんですか？</strong></p>



<p>配達の仕事とスナックのボーイです。スナックでは大学1年生の頃から6年間働きました。僕、そこのママに救われたんです。</p>



<p><strong>――というと？</strong></p>



<p>スナックの前に、居酒屋でバイトしてたんです。女子の更衣室を使うのに抵抗があり、店長に相談もしましたが配慮してもらえず。その他の面でも店長と馬が合わず、扱いにくいと思ったのか…。最終的には「ホストの方が向いているんじゃない？」と言われてしまいました。</p>



<p><strong>――周りの人が気にするからとかそういう理由だったんでしょうか？</strong></p>



<p>うーん。こういう風に言うスタッフが今までいなくて、店長も対応に困ったんだと思います。当時はLGBTQという概念を知っている人も少なかったですし。</p>



<p><strong>――うーん…。</strong></p>



<p>そうしたら、そこでバイトしていた先輩が、自分の掛け持ち先のスナックのバイトを紹介してくれたんです。面接に行って自分のことを素直に伝えたら、ママが「なんでもいいよ、働いてくれれば」って言ってくれたんです。ママは僕の恩人です。</p>



<p><strong>――あ～それで救われたんですね。そこからお金を貯めて、また手術されたんですね。</strong></p>



<p>はい、25歳の時にタイに行って。</p>



<p><strong>――ひとりで行かれたんですか？</strong></p>



<p>はい。性適合手術専門のアテンド会社に申し込んで、手術をしにひとりでタイに行きました。</p>



<p><strong>――手術をして、戸籍も変えて、気持ちは変わりましたか？</strong></p>



<p>かなり自信がつきましたね。自分は女なんだと一切思わなくなりましたね。</p>



<p><strong>――なるほどですね。その後、安井さんはタイで就職したんですよね？</strong></p>



<p>手術で行ったときに一発でハマって、「なにこの街、住みたい」って思いました。それで、1年に4回くらいタイに行ってたんですよ。タイ人の彼女もできて。気候も自由さも街の雰囲気も大好きで「もう住んじゃえ！」って思ったんです。</p>



<p><strong>――おぉ～就職はすんなり行きましたか？</strong></p>



<p>僕、英語めっちゃくちゃできないんです。be動詞から分かんないんで。１，２，３とかの英語も書けなかったんですよ。</p>



<p><strong>――えぇ！？one, two, threeのことですか？</strong></p>



<p>はい。ははっ(笑)。ヤバいって思って、セブ島に留学行きました。3カ月。</p>



<p><strong>――それだけ行きたかったんですね。</strong></p>



<p>結局、日系の旅行会社に就職したんですけど、働いてみたらほぼ日本語しか使いませんでした(笑)。それどころか、日本語検定１級の日本語ペラペラなタイ人の同僚がたくさんいたので、言葉には全く困らなかったです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="1003" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-1024x1003.jpg" alt="" class="wp-image-607" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-1024x1003.jpg 1024w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-300x294.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-768x752.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-60x60.jpg 60w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-600x588.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1.jpg 1125w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">タイで旅行会社に勤務していたころ。チェンマイの有名なコムローイ祭りへアテンドをした</figcaption></figure>



<h2 class="wp-block-heading">「元女子を強みにしろ」新たな挑戦、最高の開拓</h2>



<p><strong>――タイで働いてみて、どうでしたか？</strong></p>



<p>タイはよかったです！僕、骨を埋めようと思ってたんですよね(笑)。でも、日系の会社だったのがちょっと……。履歴書で「元女子」ということを知った日本人の男性上司に、「夜勤できないね」とか裏で言われたり……。</p>



<p><br><strong>――体力的に心配ということ？</strong></p>



<p>「女子だから」っていう理由で。日本から来たお客さんの24時間サポートをする部署があって、そっちで働きたかったのにダメって言われましたね。</p>



<p><strong>――えー、私新聞社勤務の時、全然泊まり勤務してましたよ(笑)。</strong></p>



<p>偏見ですよね。しかも、僕が元女子だっていうのを、飲み会の場で笑いながらネタにしたりとか。</p>



<p><strong>――えーーっ、それはアウティング（セクシュアリティを許可なく第三者に言いふらすこと）じゃないですか……。</strong></p>



<p>それが一般のスタッフレベルまで伝わってましたから。僕がカミングアウトしていないのに広まっていて。タイに行っていちばんショックでしたね。戸籍を変えて何年も経っているのに、「まだ俺はそんな風に言われるんだ」って。日本に帰ってきた理由は、コロナで部署が変わってその上司が直属の上司になったからということもありますね……。</p>



<p><strong>――それで日本に帰ってきたんですね。ところで、このバーはG-pitという会社の経営ですよね。G-pitとはどんな会社なんですか？</strong></p>



<p>性同一性障害の方へのサポートをしています。タイと日本での性別適合手術を希望する人にLINEで相談にのったり、性同一性障害の診断書をもらうために精神科へ同行をしたり、タイで手術を受ける時のアテンドしたり。</p>



<p><strong>――なるほど。今はG-pitでサポートのお仕事もされながら、このバーの店長でもあるんですね。</strong></p>



<p>今はほとんどバーの仕事をしています。バーを始める前には、サポートの仕事もしていました。僕は結構自然体で、性格的にも何も気にせず生きてきたんですけど、僕が思っている以上につらい経験をしている人や、たくさん悩んでいる人がいることに気付きました。</p>



<p><strong>――LGBTQの人が働く環境について、「こうなればいいな」というイメージはありますか？</strong></p>



<p>すごい軽い考えになっちゃうんですけど……自分が一番気にしちゃんうんですよね。でもカミングアウトしても意外と周りは気にしないないこともあって。悩みすぎないでほしいなって思いますね。こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないですけど。</p>



<p>あと、店長として思うのは、働いてくれればなんでもいいんじゃないかなって(笑)。女だろうが男だろうが、トランスだろうが、女性同士で付き合っていようが、なんでもよくね？って(笑)。</p>



<p><strong>――それは言えてますね(笑)。タイではアウティングをされた経験もありましたが、今は「元女子」ということを隠さずにYouTubeに出たりもされていますよね。</strong></p>



<p>元々は言いたくなかったんです。僕、こういう見た目なんで、言わなかったらバレないですし。でも、社長に「元女子であることを強味にしな」って言われて。それで考え方が変わって。カミングアウトしたら何か世界が変わるかもしれないと思って、僕にとっての新しい挑戦と捉えて、「元女子」を公表してYouTubeにも出演することにしました。</p>



<p>そうしたら、新たな人と繋がれたし、ずっとやりたかったバーの店長にもなれたし。僕のなかでは、最高の開拓でした。</p>



<p><strong>――性別のことだけでなく、いろんなことを隠しながら生きている人はたくさんいますよね。もちろん全部をオープンにする必要はないけれど、オープンにした時に、なんにも不利益がなかったり、新たな道が拓けるのだとしたら、とても素敵ですよね。</strong></p>



<p>はい、僕はすごくよかったと思います。だから、今生きててめっちゃくちゃ楽しいです。「なんとかなる」っていうことをたくさんの人に伝えたくて、バーをやったり、SNSで配信もしたりしています。</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-608" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1024x683.jpg 1024w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-300x200.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-768x512.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1536x1024.jpg 1536w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-550x367.jpg 550w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-600x400.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2.jpg 1566w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>安井さんが店長を務めるショットバー「G-pit」はこちら⇒<a href="https://g-pit.tokyo/" title="HP"> HP</a> / <a href="https://www.instagram.com/bar_gpit/" title="Instagram">Instagram</a></p>



<p></p><p>The post <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/lgbtq/">「なんとかなる」を伝えたい。「元女子」としての新たな挑戦｜安井隆飛さん</a> first appeared on <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media">コメット</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>◎現地採用ビザ、４月から取得ハードル高く＝英国</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Apr 2024 04:48:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働く]]></category>
		<category><![CDATA[#Featured]]></category>
		<category><![CDATA[#海外就職]]></category>
		<category><![CDATA[＃イギリス]]></category>
		<category><![CDATA[＃海外移住]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>外国で居住するために必須なのが、ビザ。海外からの安い労働力は、自国民の失業や経済力の低下につながる恐れがあります。こうした背景から、国がビザ発給を許可するひとつの基準が、年収額です。就労や教育、文化――あらゆる面で世界中 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;">外国で居住するために必須なのが、ビザ。海外からの安い労働力は、自国民の失業や経済力の低下につながる恐れがあります。こうした背景から、国がビザ発給を許可するひとつの基準が、年収額です。就労や教育、文化――あらゆる面で世界中の人々を惹きつけるイギリスも、4月からビザ取得の基準が一気に厳しくなりました。現地からのリポートです。</div>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:heading --></p>
<h2 class="wp-block-heading">現地採用者VISA、最低年収基準額が1.5倍に</h2>
<p><!-- /wp:heading --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>英政府は今月、就労ビザなどイミグレーションに関するルールの大幅な改定・変更を行った。現地採用者のビザを見ると、申請者の最低年収基準額がこれまでの５割近く上昇したため、雇用主側にとっての費用負担が増大。前月までの駆け込み雇用が急増した。今後はコスト増を懸念し、新たな採用に消極的になる可能性がある。急増する移民対策の一環だが、日本から現地就職を狙う求職者には採用ハードルが高くなったといえる。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>「Skilled Worker Visa」は、現地採用者ビザとして知られる。欧州連合（EU）離脱後の労働者不足対策として、2020年12月に導入された比較的新しい就労ビザだ。最低年収基準額は２万5,600ポンド（約490万円）で、これまでの就労ビザと比べ低く設定され、ビザのスポンサーとなる雇用主側が歓迎されてきた経緯がある。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>内務省によると、今回の変更では、この基準額が今月4日から３万8,700ポンド（約740万円）に引き上げられた。英政府はボートで違法に訪れる移民数の急増に手をこまねていたが、この大幅引き上げは、英国の労働市場に混乱をもたらすには十分だった。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>雇用主側は、４月３日までに発行されたスポンサー証明書があれば、これまでの基準額で雇用できることから、申請が殺到。申請期間の長期化など事務作業の遅延が生じたという。今回の引き上げでは、高所得の高技能者には影響はないとみられるが、ジュニアクラスの現地採用を狙う求職者には求人の減少などが見込まれる。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:image {"id":592,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} --></p>
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="480" class="wp-image-592" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/25997461_s.jpg" alt="" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/25997461_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/25997461_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/25997461_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>
<p><!-- /wp:image --></p>
<p><!-- wp:heading --></p>
<h2> </h2>
<h2 class="wp-block-heading">家族ビザの基準も大幅引き上げ</h2>
<p><!-- /wp:heading --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>また、配偶者などの家族ビザも基準が大きく引き上げられた。同ビザの最低年収額は、これまで１万8,600ポンド（約360万円）から、今月11日以降は2万9,000ポンド（約560万円）となる。当初は今春から現行の2倍以上となる3万8,700ポンド（約740万円）への大幅な引き上げが決まっていたが、大きな反発を受け、段階的な実施に変更した。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>英国はｍ華やかなロンドン、金融街のシティーの印象などもあり、日本からの求職希望者も後を絶たない。今回のルール変更は、現地採用希望者にとって大きなハードルとなることは確実だ。ただ、ジュニア層は、日英両国が枠拡大を決めたワーキングホリデービザ（YMS）での就労が加速するとみられる。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>

<!-- wp:preformatted -->
<pre class="wp-block-preformatted"></pre>
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		<item>
		<title>初めて自分らしくなれた。混沌の国、インドで気付いた気持ちに従う大切さ。木内達哉さん</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Apr 2024 03:05:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働く]]></category>
		<category><![CDATA[#Featured]]></category>
		<category><![CDATA[#海外就職]]></category>
		<category><![CDATA[＃インド]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>往復2時間の通勤ラッシュ、深夜までの残業、気のすすまない飲み会――。コロナ禍をきっかけに、在宅勤務が進み飲み会も減るなど、働き方は変わりつつあります。それでも、心のどこかに満たされない気持ちを抱えて働く人も。同じような葛 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;">往復2時間の通勤ラッシュ、深夜までの残業、気のすすまない飲み会――。コロナ禍をきっかけに、在宅勤務が進み飲み会も減るなど、働き方は変わりつつあります。それでも、心のどこかに満たされない気持ちを抱えて働く人も。同じような葛藤を抱えながら、日本の常識がなにひとつ通じない混沌の国、インドで働くことを選んだ木内達哉さん（37）の気付きを紹介します。</div>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:heading --></p>
<h2 class="wp-block-heading">「これが当たり前」。そう思いながらも疲弊していく心</h2>
<p><!-- /wp:heading --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>「インドに行ったら、自分らしくいられるようになりました」</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>そう笑って話すのは、木内達哉さん（37）だ。東京の大学を卒業後、東京の会社で管理部門の仕事をしていた。通勤ラッシュの時間帯に片道１時間近くかけて通勤し、繁忙期は深夜近くまで残業が当たり前。早く仕事を終えても上司が帰るまでは帰りにくかったり、職場の飲み会には参加しなければいけなかったりするような同調圧力も感じていた。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>「これが当たり前なんだ」</p>
<p>そう思って過ごしながらも、少しずつ心が疲弊していくのを感じていたという。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>転機になったのが、今から10年ほど前のこと。ミャンマーへの出張だった。駐在員としてではなく、現地の法人に直接雇用される現地採用として働く日本人に初めて出会ったのだ。「こんな風に海外で働く道があったのか」。新鮮な驚きだった。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>ところで、どんな経験があれば海外就職ができるのだろうか？</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>調べてみると、管理部門では、経理のスキルを持つ人の需要が一番高いことが分かった。そこで、経理のスキルを積むために国内の会社に転職。ところが、海外駐在ポジションを約束されての採用だったにも関わらず、海外事業の業績悪化のため、いつ駐在が実現するか分からないという状況に陥ってしまった。</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p>このまま会社に残って、経理のスキルを磨こうか。こんな考えもよぎった。けれど悩んだ末に、今の実力で海外で働く道を探すことにした。「海外に行きたい」という気持ちが上回ったからだ。興味のあった中国、インド、東南アジア各国での案件を検討して、インドの国際会計事務所への就職を決めた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone  wp-image-579" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/4800893_s-300x225.jpg" alt="" width="740" height="555" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/4800893_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/4800893_s-600x450.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/4800893_s.jpg 640w" sizes="(max-width: 740px) 100vw, 740px" /></p>
<h2>異文化の洗礼。大遅刻なのに朝ご飯を食べていく？</h2>
<p>「インドの１年は日本の５年に値する」</p>
<p>こんな言葉もインドには存在する。ヒンドゥー教とイスラム教が多数を占めるため、食事や飲酒に制限があることや、日本食が手に入りにくい生活環境もその理由のひとつ。実際に、環境が合わずに帰国する人もいるため、採用の面接では「長くインドで働けるか」というのが大きなポイントとなることもある。</p>
<p>そんな一筋縄ではいかないインドの印象を木内さんに聞くと、「言い表せないほどいっぱいあって……」と苦笑しながら次々と面白いエピソードを教えてくれた。</p>
<p>「例えば、エアコンが壊れたので修理を午前10時に依頼しますよね。でもなぜかその日に来ないどこか、３日後に来たりするんです」</p>
<p>こんなこともあったという。</p>
<p>「午前11時からのクライアントとの会議のため、社内のインド人と一緒に訪問先に向かう途中、大渋滞にはまり大幅に遅れてしまいそうになったんです。すでに10時なのに、まだ１時間半以上はかかりそうなくらい……。当時はインドに来たばかり。焦っていたら、同行していたインド人がなんと『あの店のモーニングは11時までやってるから、まだ朝ご飯間に合うよ』と言い出したんです」</p>
<p>訪問先が日本人の場合にはさすがに許されないが、その日はインド人との会議予定。同僚の発言に驚きつつも「そんなものなのかな」と一旦は飲み込み、念のためクライアントに遅刻する旨を電話した。すると「要件はそれだけですか（そんな些細なことで電話をしたのか？という意味）？」と言われ、さらに驚いたという。</p>
<p>「結局、朝ご飯を食べて、12時半くらいに到着したのですが、今度はクライアントが外出していて戻ってくる様子がありません。13時から私たちも昼食を食べ始め、結局、元々14時からの約束だったかのように、打ち合わせが始まりました」</p>
<p>「『こんなに大遅刻して怒ってるのかな？』と内心ビクビクしていましたが、「問題はそれを『問題だ』と思うから問題になる」というのを実感した瞬間でした。問題は私の頭の中だけで発生していて、現実には何も問題が発生していなかったんです」</p>
<p>こんなエピソードが次から次へと尽きない。それを笑って話せるのは、木内さんの中に異文化を受容し、理解するという姿勢が養われていったからなのだろう。</p>
<h2>日本では評価されないことが評価される</h2>
<p>木内さんが働き始めた国際会計事務所は、現地で日本人が設立した会社だった。当時は日本人３人、インド人15人ほどの規模。クライアントは主に日系企業で、インドに進出する際の登記の手続きを始め、財務諸表の作成、税金申告などを行う。実務はインド人従業員が行うが、それを管理し、顧客の窓口となって説明し、本社への報告を行うのが木内さんの仕事だった。</p>
<p>「本社役員への報告などは、日本であれば管理職がやる仕事です。前の会社にいたら10年経っても任されなかったかもしれません」</p>
<p>仕事のスタイルも自分にあっていると感じたという。日本では、複雑な会計の処理を正確に行うことが求められる。しかしインドでは、実務はインド人が担当し、木内さんに求められるのは、インド人と上手くコミュニケーションをとりながら、仕事を進めていくというマネジメント的な要素。「細かい会計処理より、その方が得意なんです。日本では評価されないことが、海外では評価される。キャリアの可能性や自分の価値が広がったなと感じました」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone  wp-image-576" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/28903620_s-1-300x220.jpg" alt="" width="752" height="552" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28903620_s-1-300x220.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28903620_s-1-110x80.jpg 110w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28903620_s-1-600x441.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28903620_s-1.jpg 640w" sizes="(max-width: 752px) 100vw, 752px" /></p>
<p>職場の雰囲気も合っていた。仕事さえきちんとしていれば、必ずしも出社をしなくてもいいという環境。時にはガンジス川のほとりに腰かけて、遺体を焼く臭いが漂う中で仕事することもあったという。混沌とした環境で、建前や周囲の目を気にすることなく、本当に必要なことだけが求められる。そうした中で、凝り固まった価値観や固定概念がどんどん壊されていき、自分の価値観を作り上げていく過程が、インドの生活にはあった。</p>
<h2>「自分の感覚を大切に」。そこから見つかる自分の道</h2>
<p>インドの会社を退職し、目標だった中国の会計事務所に転職した木内さんは、海外で過ごした５年間を振り返ってこう言う。</p>
<p>「自分の感覚を大切にすることが大事だと思います」</p>
<p>インドに転職することを決めた時、「上手くいくわけない」という周囲の反対も受けたという木内さん。「でも、自分のやりたいことを反対されてたからといってなぜ諦めなければいけないのでしょうか？」。そんな疑問を投げかける。</p>
<p>インドには、世界中から色んな人が集まる。日本で働いている時には、接点をもつことがなかったような日本人にも出会った。</p>
<p>会社を辞めて世界一周をしている人、ノマドをしている人、半年フリーターとして働いて、残りの半年をインドでのんびり過ごす人、80代になっても旅に出る人――。日本で働いていると、履歴書に空白を作ってはいけないと思っていたけれど、「何とかなるもんだな」と心が軽くなったという。</p>
<p>「自分のやりたいことをやってみると、価値観が合う人と出会うことができます。やっぱり気持ちに従うことが大事なのではないでしょうか」</p>
<p>＊木内達哉さんや他の方の体験談は「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%80%86%E8%BB%A2%E6%80%9D%E8%80%83%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2-%E3%83%BC%E2%80%9C%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%88%86%E2%80%9D%E3%81%AB%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%86%E6%B5%B7%E5%A4%96%E5%B0%B1%E8%81%B7%E3%83%BC-%E7%94%B0%E6%9D%91%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D/dp/4434334018">逆転思考のキャリア</a>」にも載っています＊</p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:paragraph --></p>
<p><!-- /wp:paragraph --></p>
<p><!-- wp:preformatted --></p>
<pre class="wp-block-preformatted"> </pre>
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<pre class="wp-block-preformatted"></pre>
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			</item>
		<item>
		<title>「この会社にいても先がない」。大川春樹さんが入社半年でとった選択</title>
		<link>https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/work/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Mar 2024 11:20:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働く]]></category>
		<category><![CDATA[#ベトナム]]></category>
		<category><![CDATA[#働く]]></category>
		<category><![CDATA[#海外就職]]></category>
		<category><![CDATA[＃スキルアップ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>働きはじめて数年で、多くの社会人がある悩みにぶつかります。それは、「このままで大丈夫なのかな？」――。大川春樹さん（仮名・当時23）は、地元の地方銀行に就職してわずか半年でその悩みにぶつかり、海外就職を決意しました。その理由と選択を紹介します。</p>
<p>The post <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/work/">「この会社にいても先がない」。大川春樹さんが入社半年でとった選択</a> first appeared on <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media">コメット</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;">働きはじめて数年で、多くの社会人がある悩みにぶつかります。それは、「このままで大丈夫なのかな？」――。大川春樹さん（仮名・当時23）は、地元の地方銀行に就職してわずか半年でその悩みにぶつかり、海外就職を決意しました。その理由と選択を紹介します。</div>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">「ここにいて成長できるのだろうか？」</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>大川春樹さん（仮名・当時23）は東京の大学を卒業後、2012年に地元の地方銀行に就職した。しかし、半年も経たない内に「この会社にいても先がないと気づいてしまいました」。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>入社当初は、法人営業を担当して財務諸表を読み込めるようになりたいと考えていた。しかし、実際は個人営業担当で金融商品を売り歩く日々。ローラー作戦で顧客開拓に励んでいたが、ふと隣を見ると40代の上司も同じ仕事をしている。ここにいて成長できるのだろうか、と不安になった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>そもそも地方銀行を取り巻く業界自体が市場の伸びしろがなく、保守的な体質だった。更には、会社の飲み会への参加はもちろん、地域のボランティアや祭りの準備、手伝いに週末も駆り出される「ムラ社会」的な環境。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「思い切りがいい方」とよく言われるというが、自分が成長できる環境ではないと早々に見切りを付けて、転職を考え始めた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">「スキルアップと差別化を」海外就職を決意</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>周囲を見ていると地方銀行からは、地元の市役所か証券会社、保険会社が典型的な転職先候補だった。「でも、スキルアップができて差別化が図れるような転職がしたかったんです」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>　そこで偶然知ったのが海外就職という選択肢だった。これまで留学経験もなく、大学入学当時に受けたTOEICは500点ほど。英語が得意なわけでもなかった。それでも、現地採用として働く人が書いているブログを偶然目にして、英語を使って仕事をする姿と成長できる環境に心惹かれた。ポジションによっては車の送迎がつくという、日本では考えられないような待遇も驚きだった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「キャリアの差別化のために海外に行こう」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ここでも、思い切りよく決断する性格が功を奏した。それから１年弱。準備期間として銀行に勤めながら、オンライン英会話で会話の練習を続けた。国は、日本人人材へのニーズが高く、まだまだ経済も伸びていく国―ベトナムとインドネシア―を狙うことにした。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":427,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="480" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/03/26681530_s.jpg" alt="" class="wp-image-427" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/26681530_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/26681530_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/26681530_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>２か国とも行ったことのない国だった。13年夏、銀行を退職すると、ベトナムとインドネシアへ渡った。実際に住むことができるのかを確かめること、そしてその場で面接を受けることが目的だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「海外でやっていけるんだろうか」「試用期間でクビになるのでは」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>そんな不安もないわけではなかった。でもそれ以上に、「わくわくしました」。初めて目にするベトナムとインドネシアは、活気に満ち溢れていた。途上国の様子も残しながらも立派なビルが立ち並び、まさに今、若い人が中心となって経済が発展しているエネルギーを肌で感じたという。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>滞在中に面接を重ね、日本に本社があるインフラ系のエンジニアリング会社のベトナム現地法人に内定をもらった。帰国してすぐにビザを取得すると、１か月後には、荷物をまとめベトナムへ旅立った。「ここで働けるんだ」という希望に胸を膨らませて。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>　</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">海外勤務のスタート</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ベトナム現地法人は、法人化して間もない立ち上げ時期だった。日本人駐在員が５人、ベトナム人が25人の計30人ほどの職場。現地採用は大川さん１人だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ビジネス英語、インフラ関連の高度な専門知識、ベトナム人とのコミュニケーション、ベトナムの商習慣、契約書にまつわる法務知識……。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>挙げればキリがないほど、すべてが初めての環境だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>働き方もそうだった。依頼した仕事が期日までに出来ていないのに、帰宅してしまう同僚に戸惑うことも多々あった。けれど、日本の考え方にこだわらず、依頼の仕方や仕事の進め方を工夫をしてみると、少しずつ働き方の背景にあるベトナム人の考え方も理解できるようになっていった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「家庭と体を壊すまで働くよりも、家族と健康を大事にして働くことが本来の姿かもしれないという気付きもありました」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">「しんどい」よりも成長できている喜び</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「ベトナムでの経験で何を得ましたか？」と質問すると、しばらく考えて大川さんはこう答えた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「まず間違いなく英語力ですよね。そして、インフラ分野への専門的な知識・経験、契約書周りの法務知識。交渉力も海外ではなくてはやっていけません」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「日本でこの業界に携わっていたとしても、成熟した市場では小さいパイの奪い合いです。取りこぼしが許されないため、常に上司が手取り足取り。更に組織も大きいので、仕事も細分化されています。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>　ベトナムでは組織が小さい一方で、市場がどんどん伸びて競争も激しい。だから、20代でも案件の責任者として裁量をもって色んな仕事を経験できたのは貴重でした」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>実際に、大川さんが働き始めた当時は、日系企業の技術力と実績が買われて受注できていた案件も、次第にローカル企業の台頭やシンガポール、韓国企業の進出によって、どんどん競争が熾烈になっていった。次から次へと、案件が尽きることがなかったという。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「大変だったんじゃないですか？」と重ねて尋ねてみた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「実は、『しんどいな』と思ったことはあまりないんです。それよりものすごくスキルを得ているなという実感があったので。大変だけど刺激的でした」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>大川さんにとっては、成長してスキルアップできる環境こそが求めていたものだった。がむしゃらに経験を重ね、５年後には日本本社採用に切り替わり、本社の海外事業部勤務に。ベトナムで現場の最前線で働いていた環境から一転、本社から海外事業をサポートしたり、省庁と案件を交渉したりと、より大きな視点での仕事に携わるようになった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">選択できるという自由</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:image {"id":428,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="480" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/03/4377966_s.jpg" alt="" class="wp-image-428" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/4377966_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/4377966_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/4377966_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>そんな環境で5年働いた2023年、転職を決意した。会社の方針変更により、海外事業より国内事業に重点を置くようになったからだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>会社に残り、人事異動に従って配属された部署で働くという選択肢もあった。でも大川さんは転職を選んだ。「自分の価値が高まり、活躍できる場所はどこか？」と考えた時に、今の会社にはもうないことは明白だったからだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「自分に合う環境、求める環境を自分で選ぶことができる。そうした選択肢を持てるようになったのは大きな意味があると思います」</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>環境問題が世界的な課題となっている今、大川さんが携わる分野は一生をかけて取り組む価値があると感じている。数年後にはまた駐在員として海外に赴任する予定だ。目の前でプロジェクトが完成する充実感と躍動感を感じながら、また次の挑戦に挑む。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>＊大川春樹さんや他の方の体験談は「<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4434334018" title="逆転思考のキャリア">逆転思考のキャリア</a>」にも載っています＊</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p></p>
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