
4月のトピックは、「友達」です。
海外でキャリアを重ねているアンバサダーの皆さんは、異国の地でどうやって交友関係を広げているのでしょうか。
はろーぽ!フィリピンのヒデシマです。
他の記事でもお伝えしている通り、私は海外在住の日本人の中では、割と脱力的に生きています。そんな私の友達や、友達作りについてお話しします。
友達が欲しい、と思っていたはずなのに……
今から6年前の2020年3月、フィリピンに来た当初の私は、正直なところ「友達が欲しい」と思っていました。
住む場所も、人間関係もガラッと変わり、おまけに言葉の壁もあったので、フィリピンに来た当初はまさに、人生で最も孤独感を感じていました。
ただ、丁度その頃、フィリピンでは、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン、外出規制が始まって、友達作りどころではなくなってしまいました。
ある意味ラッキーだったのは、日本も同じ状況であったこと。
日本にいようが、フィリピンにいようが、皆同じように人に会うことに飢えていましたよね。その結果、フィリピンに来てからの方が、日本にいる友人たちとオンラインで話したりSNSで連絡を取ったりする頻度はむしろ増えました。
その後、コロナの行動規制が緩和されてくると、今度は会社の同僚と顔を合わせる機会が増え、自然と日常会話やコミュニケーションが増えていきました。
仕事の話はもちろん、ちょっとした雑談や愚痴も含めて、「誰かと話す」という意味ではそれで十分だったのかもしれません。
日本の友人や、職場の人で私の「人と会いたい欲」は十分満たされてしまい、現地で新しく友達を作ることに対して、いつの間にかそこまで積極的ではなくなっていました。
「とりあえず会う」ではなく、「用事があるからつながる」関係
では、フィリピンでは友達がいないのかというと、そういうわけでもありません。ただ、その関係性は、日本にいた頃とは少し違っている気がします。
皆さんはお友達とどんな時に連絡を取りますか?
大人になってくると、キャリアや家庭の状況も様々で、学生時代の様に、「とりあえず会う」、「なんとなく連絡する」という機会は減ってきますよね。
元々私は寂しがり屋なところがあり、日本にいた時は、自分から食事会を企画したり、遠方の友人を訪ねてその人が住んでいる地域へ旅行したりしていました。テレビやSNSがきっかけで思い出した人に連絡をすることもあり、特別な理由はなくとも周囲とつながりを持とうとする、割と筆まめなタイプでした。
ところが、フィリピンではそのスタイルがガラッと変わりました。こちらの友人と連絡を取るきっかけといえば、メイドさんの給与や子供の学校に関すること、水回りやインターネットのトラブル、現地の薬の評判などの「フィリピンならではの生活の悩み」が発生した時がほとんどです。「日本レベルの品質の魚屋さんの紹介」、「誰かが遠くの豆腐屋さんでまとめて買ってくれる」などといったいわゆる「海外に住む日本人同士の具体的な情報交換」が、そのまま関係の継続につながっています。

こうして振り返ってみると、自分の場合はいわゆる「とりあえずお茶しよう」という関係はほとんどなくて、何か用事があって連絡を取り、その延長線上でコミュニケーションが生まれていることが多いように思います。友達を作ろうとして作った、という感覚はあまりなくて、必要に迫られて動いた結果、気づいたら関係が続いていた、という方が近いかもしれません。
また、フィリピン人の友人についても、特別「作りたい」と強く思ったことはありません。職場では関係も良く、割と率直な会話もできていますし、会社の食事会は積極的に参加しています。ただ、会社の外で会いたいかと言われると、そこまでは発展していないのが正直なところです。
仲が悪いわけではなく、ただ生活の延長線が重なっていない、という感覚に近いのかもしれません。例えば、私は職場から車で10分の家に住んでいますが、ほとんどの同僚は1~2時間かけて通勤しており、休みの日にちょっと会う、は難しいのです。
更に正直なことを言うと、日本人の現地採用はフィリピン人の数倍の給与水準であることが多く、プライベートにかけられる金銭感覚についても気を遣ってしまうことが多いというのが個人的な理由で、結果的に私の友人は日本人がほとんどです。

海外でも日本でも、友達は“結果としてできるもの”なのかもしれない
一方で、周りを見ていると、全く違うタイプの人もいます。
例えば、私がフィリピンで知り合った日本人の友人で、カメラと車が趣味の男性がいます。
彼は、山登りサークルや、旅行サークル、などの現地コミュニティに積極的に参加し、フィリピン人の友人が多いです。
フィリピンを離れた今でも、彼の誕生日には、多くのフィリピン人がSNSでお祝いメッセージを送っています。
おそらく、そうした関係が築けるのは、その人の生活スタイルや趣味嗜好が自然と人とつながるかたちになっているからなのだと思います。
彼の場合は、フィリピン人だとか、日本人だとか、国籍を気にしていないタイプのようで、奥様もフィリピン人です。
こうした違いを見ていると、海外だから特別な友達の作り方があるというよりは、その人のスタンスや生活パターンによるところが大きいのではないかと感じます。
実際、自分自身の出会いも、病院でたまたま隣に座った人と会話が弾んだり、共通の知人がいると分かって一気に距離が縮まったりと、日本にいても起こりそうなことばかりでした。
今は一人で完結する趣味も多く、日本の友人とも簡単につながり続けることができますし、仕事や家庭、趣味があれば日々もそれなりに忙しいです。
そう考えると、「友達を作らなきゃ」と気負う必要はあまりないのかもしれません。自分にとっては、何か必要な場面で誰かとつながり、その結果として関係が続いていくくらいがちょうどいい距離感です。海外生活における友達とは、作るものというより、気づいたらできているものなのかもしれません。
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