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5月のトピックは、「リフレッシュ方法」です。
新年度が始まり、疲れも出てくる頃。アンバサダーの皆さんはそれぞれの国でどんな風にリフレッシュしているのでしょうか?
はろーぽ!フィリピンのヒデシマです。
日本のゴールデンウィーク、こちらフィリピンではホーリーウィークという長期連休も終わり、また日常が帰ってきましたね。皆さんはどんなお休みを過ごしましたか?
我が家は子供が小さいこともあり、車で1時間ほどの近場で1泊、それ以外は家でのんびりと言う過ごし方でした。フィリピンに来て、そして子育てをするようになって、私にとってのリフレッシュの形は少しずつ変化してきました。
今回は、フィリピン生活でのリフレッシュについてお話しします。
カフェと温泉漬けだった日々
フィリピンに引っ越す前、私は長野県で一人暮らしをしていました。
その頃の私の楽しみと言えば、週末に一人でドライブしながら巡るカフェや、温泉でした。
長野県内のお店や旅館を紹介する本やブログを読んでは、次の週末のプランを練る日々。
何軒も巡る内に、自分の好みもわかってきて、行きつけのお店や、新たな人間関係ができるのも楽しみの一つでした。
好きな音楽を聞きながらのドライブや、道中で気になるお店や、新しい道を見つけるのも自分のリセット時間になっていました。
誰かと過ごすよりは、一人で気ままに、わがままに。気軽さと自由さが、当時の私にとってのリフレッシュになっていました。

リフレッシュの再構築
フィリピンに来てからも、最初のうちはカフェ探しをしていましたが、どうもハマりませんでした。
日本人向け情報誌や、わざわざ英語で書かれたカフェ紹介記事を読んでは開拓するのですが、おしゃれで人気なお店も多いものの、日本にあるカフェと比べると、どことなくお店同士の雰囲気やメニュー内容が似ている、個性が薄いように感じ、最終的にここ2年程は、近所にあるカフェばかりに通っています。
また、長野時代のもう1つのリフレッシュである温泉は、そもそもフィリピンに温泉文化が無いので、頓挫してしまいました。(スパや韓国式サウナなど、大浴場がある施設はあります。)
そんな中で、代わりに私を癒してくれるのがステイケーションです。
フィリピンの家は浴室がシャワーのみが基本です。たまに浴槽付きの家もありますが、ユニットバスのため、日本の様に体を洗ってからゆっくり浴槽に浸かる、と言うわけにはいきません。
もちろん、普段はシャワーだけで充分ですが、疲れがたまった週末や、3連休など時間に余裕がある時は、バスタブ付きの部屋を探しステイケーションに出かけます。

カフェの開拓はほぼしなくなり、温泉ではなく、ただ浴槽に浸かるだけ、と、リフレッシュの方法は変わりました。
いわば長野時代は、リフレッシュ=非日常を楽しむもの、でしたが、フィリピンに来てからは、選択肢が狭まった分、定番を楽しむようになりました。
子供ができた今、リフレッシュは?
フィリピンに来て、そして子育て中の今、気軽に遠出したり、長時間一人の時間を確保したりすることはなかなかできなくなりました。
ただ、そんな中、この育児期間をフィリピンで過ごせてよかったと思うことが増えました。
たとえば、私が今住んでいる住宅街は、広々としていて緑も多く、そして車通りも少ないため、散歩には快適。妊娠中、医師から出来るだけ歩くようにと言われていた時も、住宅街を歩くだけでリフレッシュできていました。

住み込みのベビーシッターさんの存在も欠かせません。
平日だけでなく、大人だけで用事を済ませたい休日や、我々夫婦どちらかの体調が悪い時なども子供のケアをしてもらっているおかげで、産後も想像していたより自由の利く生活を送れています。
更に、子連れで出かけやすいのもフィリピンの良いところ。
カフェでもショッピングモールでも、ホテルでも、特に赤ちゃんに対しては、必ずと言っていいほど誰かが声をかけてあやす姿を見かけます(中には2~3歳の子供たちがかけよってきてくれることも!)。ベビーカーで行けばスタッフさんだけでなく、他のお客さんも率先してドアを開けたり、声をかけたりしてくれているお陰で外出もしやすい環境です。

子育てがしやすい恵まれた環境のおかげで、以前よりは回数こそ減っているものの、カフェでの一人時間や、家族一緒のステイケーションは今も変わらずできています。
加えて、リフレッシュ時間が減ってしまったからこそ、仕事からの歩いて帰る時間や、月一で会う現地採用友達たちとの食事会、子供を寝かしつけた後に夫とYouTubeを見る時間など、本当に何でもない時間が今の私のリフレッシュになっています。
これからも、“今できる範囲のリフレッシュ”を大切にしていきたいと思います。
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