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	<title>#PickUp - コメット</title>
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	<description>世界と遊ぶ　あなたを自由に</description>
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		<title>「なんとかなる」を伝えたい。「元女子」としての新たな挑戦｜安井隆飛さん</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Apr 2024 05:50:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働く]]></category>
		<category><![CDATA[#LGBTQ]]></category>
		<category><![CDATA[#PickUp]]></category>
		<category><![CDATA[#タイ就職]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>新宿2丁目の入口に、2023年末にオープンしたショットバー「G-pit（ジーピット）」。店長としてカウンターで豪快に笑うのは、FTM（Female to Male)ー女性として生まれたけれど、男性として生きることを望む人 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;"> 新宿2丁目の入口に、2023年末にオープンしたショットバー「G-pit（ジーピット）」。店長としてカウンターで豪快に笑うのは、FTM（Female to Male)ー女性として生まれたけれど、男性として生きることを望む人ーの安井隆飛（りゅうと）さん（36）です。「環境に恵まれて、自然体で生きることができた」という安井さん。それでも働くなかでいくつかの障壁もありました。安井さんの経験とそこから見つけ出した生き方を紹介します。</div></p>



<h2 class="wp-block-heading">「男女ってこんなに違うんだ…」中学生での気付き</h2>



<p><strong>――昨年12月にオープンしたばかりなのですね。おめでとうございます。このお店はどんな趣旨なのですか？</strong></p>



<p>2丁目ってやっぱり、ディープな感じがすると思うんですよね。会員制だったり、一見さんお断りだったり。結構ルールがあるんじゃないかと思われると思うんですよ。初めてだと少し行きにくくないですか？</p>



<p><strong>――そうかもです。</strong></p>



<p>ですよね。それを変えたくて。僕はFTMの当事者だけど、心の性別とか、戸籍の性別とか、国籍とかも関係なく、誰でもみんなふらっと来て飲んで帰ってねっていうバーにしたくて。うちのスタッフにも、性別関係なく好きになった人が好きというパンセクシュアルの子もいるし、ノンケ（異性愛者）の子もいるし。</p>



<p>とにかくなんでもOK！！お客様が何も気にせず自分らしくいられる場所を作りたいという理由で始めました！</p>



<p><strong>――じゃあ、LGBTではない人もウェルカムですか？</strong></p>



<p>もちろんです！結構多いですよ。最近だとひとりで来られる女性もたくさんいます。やっぱり最初は、入店するのにめちゃくちゃ緊張するらしんですよ。でも「こんな楽しいところあるんだ！」って2回目、3回目と通ってくれて。</p>



<p><strong>――へ～！いろんな人と話して楽しみたい人にはぴったりですね。ところで安井さんは、女性として生まれたけれど性適合手術もして、戸籍の性別も名前も変えたんですよね。いつ頃から自分の性別に対して疑問をもつようになったんですか？</strong></p>



<p>小学校の時から、男子としか遊ばなかったんですよね。それが全然変とも思ってなくて。運動が好きだったので、男子しか入れない球技クラブに入ったり、放課後に男子とサッカーや野球をして遊んだり。</p>



<p>中学に入ると、いちいち男女で分かれるのが結構ショックでしたね。自分が女子っていうのは分かってたのでしょうがないんですけど、なんで体育の授業が一緒に受けられないんだろうとか思ってました。野球部にも入りたかったけれど、「女子は試合に出られない」って言われて、諦めてソフトボール部に入ったり。……なんだろう、男女ってこんなに違うんだなってすごく実感したのが中学生の時でした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="951" height="1024" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-951x1024.jpg" alt="" class="wp-image-606" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-951x1024.jpg 951w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-279x300.jpg 279w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-768x827.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー-600x646.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240412_2-コピー.jpg 1032w" sizes="(max-width: 951px) 100vw, 951px" /><figcaption class="wp-element-caption">小学生の時の安井さん。運動が大好きで、いつも男子と一緒に走り回っていた</figcaption></figure>



<p><strong>――そうなんですね。いつ「心が男性で、好きなのは女性」と気付いたんですか？</strong><br>中学生の時に、女性を好きになったんです。2つ年上の先輩が、すーごくかわいくて。「この好きはなんなんだろう？」と思ったのがきっかけでした。小学生の時もかわいいなって思っている子はいたんですけど、それとは違くて。</p>



<p><strong>――最初はよく分からなかったんですね。中高はずっと共学だったんですか？</strong></p>



<p>そうです。僕スカートがホント嫌で。中学なんて、入学式、卒業式以外はずっとジャージで学校に行ってました(笑)</p>



<p>高校ではサッカーをやりたくて、女子サッカーが強い高校に行ったんです。サッカー部とかバスケ部とかって、かっこいい女の子がいたりするじゃないですか。そういう僕みたいな人たちは「メンズ」って呼ばれてたんですよ。男の子っぽい女の子。女子同士で付き合う人もかなりいて。僕も、オープンに女性とお付き合いしていました(笑)。</p>



<p><strong>――へ～すごくオープンな環境だったんですね。</strong></p>



<p>そうですね。だから僕は、そこで悩んだり苦しんだりした記憶はないんですよね。胸と生理だけはホント嫌でしたけど。部活にもすごい打ち込んで、サッカー三昧だったので考えている余裕がなかったかもしれません。周りからの偏見もないし、生きやすい環境でした。ちなみに、女子サッカー部の同級生が13人くらいいたんですけど、4人も戸籍変えてるんですよ。</p>



<p><strong>――えっ？同級生4人が性適合手術をして、男性に戸籍を変えたということですか？</strong></p>



<p>そうです！高校卒業後は会ってなかったりもしたんですけど、友だちから「あの子も変えたんだよ」とか聞いたりしました。</p>



<p><strong>――へ～わたしが知らないだけできっとそういう方は周りにいるんでしょうね。</strong></p>



<p>そうですよね。元の性別を隠して生きている人ももちろんいますし。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「隆々しく飛び立て」母からもらった2つ目の名前</h2>



<p><strong>――ところで、進学先が東京女子体育大学なんですね。なぜ女子大にされたんですか？</strong></p>



<p>どうしても体育大に行きたいっていう夢があったんですよ。でも、高校の部活で膝の靭帯を切ってしまって。引退後に手術をしたんです。推薦で行ける大学を探したのですが、行ける大学が東京女子体育大学しかなかったんです。手術後で歩くことも実技試験を受けることもできなかったので。でも、やっぱ「女子」ってつくの嫌じゃないですか。</p>



<p><strong>――そうですよねえ。</strong></p>



<p>それでも体育大学に行きたくって。初めは嫌でしょうがなかったのですが、入学したら最高でした(笑)。だって女子しかいないんですよ！毎日合コンみたいな(笑)。僕みたいなメンズも多かったし。めちゃくちゃモテて、戻れるならもう一回大学時代に戻りたいですね(笑)。</p>



<p></p>



<p>P?</p>



<p><strong>――ははは。お話し聞いていると、安井さんはカミングアウトしなきゃとかいうプレッシャーはないんですね。</strong></p>



<p>全くないですね。ずっと自然体でいられたんですよね。</p>



<p><strong>――ちなみに、LGBTQという概念をいつ知ったんですか？</strong></p>



<p>めちゃめちゃ遅いですよ。環境に恵まれすぎて、調べることもしなかったんで。大学時代、友だちに「ヤス、性同一性障害じゃない？」って言われたのがきっかけです。その友だちも、性同一性障害と診断されたみたいで「ヤスも病院へ行ってみたら？」と言われて、「あ、そういうのがあるんだ」と知ったのが大学1年の時でした。</p>



<p>あっ、でも先輩が男性ホルモン注射を打って声が低くなったとか、男性的な名前に変えたとかいう話を聞くことがあって、「僕もいつかやりたいな」と思うことはありましたけどね。</p>



<p><strong>――そうなんですね。そこではじめて手術のことも知ったんですね。</strong></p>



<p>そうそう。胸も取ることができるんだとか、名前も戸籍も変えられるんだ、とか。そこからどんどん知っていきました。ただ僕、大学で念願の野球部にれたんですよ。でもホルモン注射打つと、ドーピングになって試合に出られないし。胸も早く取りたかったですが、練習に支障も出るので引退後に手術すると決めていました。</p>



<p><strong>――ご両親にはいつ話したんですか？</strong></p>



<p>大学1年生の時に、すっっごい好きな人ができたんですね。ほんっと大好きな子に出会えたんですよ。その子がある部活で有名な選手だったんで、大学新聞に載ったんです。それで、その新聞を持って家に帰って「お母さんごめん、自分実は女子が好きなんだ」ってカミングアウトしました。「この子と付き合っていくなかで、胸も取りたいと思ってるし、戸籍も変えたいと思ってるんだよね」と。</p>



<p><strong>――お母さんはなんとおっしゃいましたか？</strong></p>



<p>「分かってたよ」って。僕、当時「ナベシャツ」っていう胸をつぶすきついシャツを着てたんですよ。だから「もうあのきついシャツ着なくていいね」と。「なんで知ってるの？！」って聞いたら、「あたしが洗濯してたんだよ！」と言われて(笑)。</p>



<p><strong>――あはははっ。そりゃそうですよね(笑)。</strong></p>



<p>隠してたつもりが、もろバレだったっていう(笑)。でも「よかったね。やっと楽になれるね」って言ってくれました。でも僕のケジメとして、絶対に両親に手術のお金を借りないで手術すると決めていました。「自分でお金を貯めて手術をするので、許してください」と言ったら、理解してくれました。</p>



<p><strong>――お父さんはどうでしたか？</strong></p>



<p>お父さんには、実家から一人暮らしをしているアパートまで送ってもらう車の中で話したんですけど、「お前は娘だろうが、息子だろうが、俺の子どもだから」って言ってくれましたね。</p>



<p><strong>――うわぁ素敵。ご両親ともにすごく理解がありますね。</strong></p>



<p>それで部活を引退して、胸を取る手術をしました。いっぺんに他の手術もしたかったんですけど、お金が足りないからバイトすることにして。あ、名前は先に変えましたね。バイトを探す時にも、女子の名前で探すのが嫌だったんで。</p>



<p><strong>――隆飛（りゅうと）さんというお名前はご自分でつけたんですか？</strong></p>



<p>母親がつけてくれました。</p>



<p><strong>――えーそうなんんですね！</strong></p>



<p>「新しい人生、隆々しく飛び立て」っていう意味で、この漢字なんです。字画とかにもこだわってくれて。この年でキラキラネームみたいですけどね(笑)。めっちゃくちゃ気に入ってます。</p>



<p><strong>――応援の気持ちが100％詰まっていて、めっちゃ素敵ですね！</strong></p>



<p>反発される家庭もあるなかで、両親が全部理解してくれたのがホントありがたかったです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="480" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s.jpg" alt="" class="wp-image-610" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/28782104_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">手術で行ったタイに一目ぼれ「住みたい！」</h2>



<p><strong>――バイトは何をされてたんですか？</strong></p>



<p>配達の仕事とスナックのボーイです。スナックでは大学1年生の頃から6年間働きました。僕、そこのママに救われたんです。</p>



<p><strong>――というと？</strong></p>



<p>スナックの前に、居酒屋でバイトしてたんです。女子の更衣室を使うのに抵抗があり、店長に相談もしましたが配慮してもらえず。その他の面でも店長と馬が合わず、扱いにくいと思ったのか…。最終的には「ホストの方が向いているんじゃない？」と言われてしまいました。</p>



<p><strong>――周りの人が気にするからとかそういう理由だったんでしょうか？</strong></p>



<p>うーん。こういう風に言うスタッフが今までいなくて、店長も対応に困ったんだと思います。当時はLGBTQという概念を知っている人も少なかったですし。</p>



<p><strong>――うーん…。</strong></p>



<p>そうしたら、そこでバイトしていた先輩が、自分の掛け持ち先のスナックのバイトを紹介してくれたんです。面接に行って自分のことを素直に伝えたら、ママが「なんでもいいよ、働いてくれれば」って言ってくれたんです。ママは僕の恩人です。</p>



<p><strong>――あ～それで救われたんですね。そこからお金を貯めて、また手術されたんですね。</strong></p>



<p>はい、25歳の時にタイに行って。</p>



<p><strong>――ひとりで行かれたんですか？</strong></p>



<p>はい。性適合手術専門のアテンド会社に申し込んで、手術をしにひとりでタイに行きました。</p>



<p><strong>――手術をして、戸籍も変えて、気持ちは変わりましたか？</strong></p>



<p>かなり自信がつきましたね。自分は女なんだと一切思わなくなりましたね。</p>



<p><strong>――なるほどですね。その後、安井さんはタイで就職したんですよね？</strong></p>



<p>手術で行ったときに一発でハマって、「なにこの街、住みたい」って思いました。それで、1年に4回くらいタイに行ってたんですよ。タイ人の彼女もできて。気候も自由さも街の雰囲気も大好きで「もう住んじゃえ！」って思ったんです。</p>



<p><strong>――おぉ～就職はすんなり行きましたか？</strong></p>



<p>僕、英語めっちゃくちゃできないんです。be動詞から分かんないんで。１，２，３とかの英語も書けなかったんですよ。</p>



<p><strong>――えぇ！？one, two, threeのことですか？</strong></p>



<p>はい。ははっ(笑)。ヤバいって思って、セブ島に留学行きました。3カ月。</p>



<p><strong>――それだけ行きたかったんですね。</strong></p>



<p>結局、日系の旅行会社に就職したんですけど、働いてみたらほぼ日本語しか使いませんでした(笑)。それどころか、日本語検定１級の日本語ペラペラなタイ人の同僚がたくさんいたので、言葉には全く困らなかったです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="1003" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-1024x1003.jpg" alt="" class="wp-image-607" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-1024x1003.jpg 1024w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-300x294.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-768x752.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-60x60.jpg 60w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1-600x588.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_1.jpg 1125w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">タイで旅行会社に勤務していたころ。チェンマイの有名なコムローイ祭りへアテンドをした</figcaption></figure>



<h2 class="wp-block-heading">「元女子を強みにしろ」新たな挑戦、最高の開拓</h2>



<p><strong>――タイで働いてみて、どうでしたか？</strong></p>



<p>タイはよかったです！僕、骨を埋めようと思ってたんですよね(笑)。でも、日系の会社だったのがちょっと……。履歴書で「元女子」ということを知った日本人の男性上司に、「夜勤できないね」とか裏で言われたり……。</p>



<p><br><strong>――体力的に心配ということ？</strong></p>



<p>「女子だから」っていう理由で。日本から来たお客さんの24時間サポートをする部署があって、そっちで働きたかったのにダメって言われましたね。</p>



<p><strong>――えー、私新聞社勤務の時、全然泊まり勤務してましたよ(笑)。</strong></p>



<p>偏見ですよね。しかも、僕が元女子だっていうのを、飲み会の場で笑いながらネタにしたりとか。</p>



<p><strong>――えーーっ、それはアウティング（セクシュアリティを許可なく第三者に言いふらすこと）じゃないですか……。</strong></p>



<p>それが一般のスタッフレベルまで伝わってましたから。僕がカミングアウトしていないのに広まっていて。タイに行っていちばんショックでしたね。戸籍を変えて何年も経っているのに、「まだ俺はそんな風に言われるんだ」って。日本に帰ってきた理由は、コロナで部署が変わってその上司が直属の上司になったからということもありますね……。</p>



<p><strong>――それで日本に帰ってきたんですね。ところで、このバーはG-pitという会社の経営ですよね。G-pitとはどんな会社なんですか？</strong></p>



<p>性同一性障害の方へのサポートをしています。タイと日本での性別適合手術を希望する人にLINEで相談にのったり、性同一性障害の診断書をもらうために精神科へ同行をしたり、タイで手術を受ける時のアテンドしたり。</p>



<p><strong>――なるほど。今はG-pitでサポートのお仕事もされながら、このバーの店長でもあるんですね。</strong></p>



<p>今はほとんどバーの仕事をしています。バーを始める前には、サポートの仕事もしていました。僕は結構自然体で、性格的にも何も気にせず生きてきたんですけど、僕が思っている以上につらい経験をしている人や、たくさん悩んでいる人がいることに気付きました。</p>



<p><strong>――LGBTQの人が働く環境について、「こうなればいいな」というイメージはありますか？</strong></p>



<p>すごい軽い考えになっちゃうんですけど……自分が一番気にしちゃんうんですよね。でもカミングアウトしても意外と周りは気にしないないこともあって。悩みすぎないでほしいなって思いますね。こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないですけど。</p>



<p>あと、店長として思うのは、働いてくれればなんでもいいんじゃないかなって(笑)。女だろうが男だろうが、トランスだろうが、女性同士で付き合っていようが、なんでもよくね？って(笑)。</p>



<p><strong>――それは言えてますね(笑)。タイではアウティングをされた経験もありましたが、今は「元女子」ということを隠さずにYouTubeに出たりもされていますよね。</strong></p>



<p>元々は言いたくなかったんです。僕、こういう見た目なんで、言わなかったらバレないですし。でも、社長に「元女子であることを強味にしな」って言われて。それで考え方が変わって。カミングアウトしたら何か世界が変わるかもしれないと思って、僕にとっての新しい挑戦と捉えて、「元女子」を公表してYouTubeにも出演することにしました。</p>



<p>そうしたら、新たな人と繋がれたし、ずっとやりたかったバーの店長にもなれたし。僕のなかでは、最高の開拓でした。</p>



<p><strong>――性別のことだけでなく、いろんなことを隠しながら生きている人はたくさんいますよね。もちろん全部をオープンにする必要はないけれど、オープンにした時に、なんにも不利益がなかったり、新たな道が拓けるのだとしたら、とても素敵ですよね。</strong></p>



<p>はい、僕はすごくよかったと思います。だから、今生きててめっちゃくちゃ楽しいです。「なんとかなる」っていうことをたくさんの人に伝えたくて、バーをやったり、SNSで配信もしたりしています。</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-608" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1024x683.jpg 1024w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-300x200.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-768x512.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-1536x1024.jpg 1536w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-550x367.jpg 550w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2-600x400.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/04/LINE_ALBUM_12424_240416_2.jpg 1566w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>安井さんが店長を務めるショットバー「G-pit」はこちら⇒<a href="https://g-pit.tokyo/" title="HP"> HP</a> / <a href="https://www.instagram.com/bar_gpit/" title="Instagram">Instagram</a></p>



<p></p><p>The post <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/lgbtq/">「なんとかなる」を伝えたい。「元女子」としての新たな挑戦｜安井隆飛さん</a> first appeared on <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media">コメット</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>子ども2人を連れてマレーシア移住、夫は主夫！ジェンダーの壁に直面した佐々木華江さんの選択</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Mar 2024 17:52:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[家族のカタチ]]></category>
		<category><![CDATA[#PickUp]]></category>
		<category><![CDATA[#ジェンダー]]></category>
		<category><![CDATA[＃マレーシア]]></category>
		<category><![CDATA[＃家族のカタチ]]></category>
		<category><![CDATA[＃教育移住]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>結婚をして、子どもを産んで、望んでいた家族の姿だったはずなのに――。日本で子育てをしながら働くことに、限界を感じてしまった佐々木華江さん（41）は、夫と子ども2人を連れて海外移住をすることを決意しました。佐々木さんの葛藤や海外移住を決めるまでの想いについて紹介します。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;">結婚をして、子どもを産んで、望んでいた家族のカタチだったはずなのに――。日本で子育てをしながら働くことに、限界を感じてしまった佐々木華江さん（42）は、夫と子ども2人を連れて海外移住をすることを決意しました。佐々木さんの葛藤や海外移住を決めるまでの想いについて紹介します。</div>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">「マレーシアに来て、よかった」</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->

佐々木華江さん（42）がマレーシアに移住して、もうすぐ8カ月が経つ。日本では航空会社の客室乗務員（CA）として働いていた佐々木さん。今は、マレーシア郊外にある外資系BPO企業（電話対応やデータ入力など企業から業務を請け負う会社）の現地採用として働いている。「大黒柱」の佐々木さんと、専業「主夫」の夫（44）、5歳と1歳の息子と4人での生活。これが今の佐々木さんの家族のカタチだ。

<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->

佐々木さんが、海外移住を考え始めたのは、2023年の年明けのことだった。その数か月後には、マレーシアで内定が決まり、7月末に渡航をした。夫婦ともに40代で、夫は海外経験がほぼない。子ども2人もまだ幼い。うまくいくことばかりではないけれど、佐々木さんは「マレーシアに来て、よかった」と確信している。

<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading -->
<h2 class="wp-block-heading">再就職で不採用の連続、子連れで正社員はムリ？</h2>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->

佐々木さんが移住を決めたのには、出産後に直面したあらゆる障壁の存在があった。当時の生活を「人生どん詰まりでした」と振り返る。

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<!-- wp:paragraph -->

大学卒業後、アメリカ留学の経験と語学力を活かして、CAとして世界中を飛び回っていた佐々木さん。広い世界に触れることができる仕事にやりがいを持っていたけれど、30代半ばになって仕事を辞めざるを得なかった。不妊治療に専念するためだった。後ろ髪を引かれる思いで退職。幸いにも不妊治療の末に、念願の第一子を出産することができた。

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元々働くのが好きだったことに加え、これからの養育費を考えて、すぐに正社員を目指して就活を始めた。しかし、現実は不採用の連続。当時佐々木さんは36歳。子どもは生後6か月。経験を活かせる航空業界やホスピタリティ業界でも面接を受けたが、最終面接まで進んでも、最後はきまって不採用だった。

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「年齢と子どものことがあってでしょうか。関連する職務経験はあっても、応募職種での経験がないのも課題でした」

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夫も働いているものの、子どもに色々な経験をさせてあげるためには、共働きで稼いだ方がいい。でも、互いの両親は地方に住んでいて子育てを頼れる状況ではない。保育園の送り迎えと正社員の仕事を両立しながら働けるような環境を探すのは至難の技だった。

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最終的に、インターナショナル保育園への就職を決めた佐々木さん。外国籍の英語の先生と担任の先生の間に入って補助をする仕事だった。いい面は、英語を活かせることと子育てに理解がある職場環境。大変な面は、体力と給与だった。

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朝早く起きて、自分の子どもの世話をして保育園に送り届けると、満員電車に飛び込む。保育園の最寄り駅に到着したとたん、ダッシュで出勤。17時半まで休む間もなく、2歳児クラスの子ども約20人のおむつ替えから、ありとあらゆるお世話に保護者対応。終わるやいなや、再び満員電車に揺られ、ダッシュで子どもを迎えに行き、ご飯を食べさせ、お風呂に入れて、21時までには寝かしつけをする。夫は平日は帰りが遅い時も、土日出勤の時もあり、週末になっても休めなかったという。

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<h2 class="wp-block-heading">もう限界……でも、世界はここだけ？</h2>
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そんな生活を３年近く続けながら、希望の第二子も授かった育休中のことだった。望んでいた家族のカタチを手にしたはずなのに、「限界」がきてしまった。

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毎日の忙しさに追われて、家族みんなでゆっくり一緒に過ごすことも叶わない。よりよい条件の会社に転職しようとしても、最後に言われるのは「お子さんがいらっしゃるんですね」という言葉。転職活動中に、ＣＡ時代の同僚が転職先の航空会社で出世をし、統括部門のマネージャーとして活躍する姿を見た時は、祝福する気持ちと悔しさやみじめさが入り混じった気持ちを味わった。

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同時にこんなことも思い出していた。欧州系の航空会社に勤めていた時の同僚たちの姿だ。フライト後に欧州本社に立ち寄ると、50代の女性の同僚から「１年間休職するの」と告げられた。大学で学びなおすという。学びたいから学ぶ。年齢に捉われない、その選択の自由さに衝撃を受けた。

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翻って出産後の自分は、女性であること、母親であること、そして年齢にいつもいつもいつも直面せざるを得なかった。でも、そうした属性によって選択が狭まることのない社会も世の中にはある。それを知っていた佐々木さんはいつしか、子どもにもグローバルな世界を見せてあげたいという気持ちが強くなっていった。

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夫は、佐々木さんと結婚するまで海外に行ったことがなく英語もできない。夫婦共に40代で、海外で拠点を築くことは簡単なことではないだろう。それでも諦めきれなくて、ある夜、夫にぽつりともらした。

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「海外で生活してみたいなー」

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夫の返事は、「人生短いし、楽しもうよ」。その言葉をきっかけに「人生はトライアンドエラー。やってみないと分からないことを心配してもしょうがない」と、海外就職に向けて準備にとりかかった。

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佐々木さんが会社で働き、夫が主夫として家事と子育てをメインでする。語学力を考えると、２人にとってそれが自然な選択だった。

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<h2 class="wp-block-heading">家族4人での生活をもう一度</h2>
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<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" class="wp-image-561" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-1024x768.jpg" alt="" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-1024x768.jpg 1024w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-768x576.jpg 768w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-1536x1152.jpg 1536w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1-600x450.jpg 600w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/434204765_1457393111652088_9026987556233522853_n-1.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" />
<figcaption class="wp-element-caption">幼稚園帰りの長男と屋台でおやつを食べる</figcaption></figure>
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「家族4人の時間を持ちながら、海外で暮らすこと」。これを譲れない条件として、就職活動をした。そして、外資系企業への就職が決まると、生活の拠点を整えるためにまずは佐々木さんがマレーシアへ。その1か月半後に、夫と子ども2人が渡航した。

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今住むコンドミニアムは、家族４人にとって十分な広さがありながら、日本で暮らしていた時よりも家賃は安い。道路を渡ればすぐ会社で、通勤は徒歩45秒。お昼の時間に帰って、家族の様子を見ることもできる。1時間残業して18時に退勤して、会社の真下にある保育園に次男を迎えに行っても、18時10分には帰宅。家族そろってご飯を食べて、寝るまで3時間ほど話したり遊んだりゆっくり過ごすことができる。日本での生活に比べて、心にずっと余裕がある。

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とはいえ、なにもかもが順調なわけではない。夫は言葉の壁もあり、新しい生活に慣れずに落ち込むことも。それでも、「自分が子どもの頃に得られなかったものを、子どもたちに与えてあげたい」という気持ちで、自分なりに居場所を探そうと努力している。

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一方で、子どもたちの柔軟さには救われることも。英語が共通語の現地の幼稚園と保育園に通いながら、インド系、マレー系、中華系、イスラム系と多様なルーツをもつ友だちと楽しそうに遊んでいる。

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未来はまだ分からない。でも、佐々木さんは、今の生活をこんな風に捉えてる。「家族で過ごせる一度きりの人生。今しかできない経験に、家族みんなでチャレンジしています」

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＊佐々木華江さんや他の方の体験談は<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4434334018">「逆転思考のキャリア」</a>にも載っています＊

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<!-- /wp:preformatted --><p>The post <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/family/">子ども2人を連れてマレーシア移住、夫は主夫！ジェンダーの壁に直面した佐々木華江さんの選択</a> first appeared on <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media">コメット</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>「『推し』に出会えていいことしかない！」タイ移住を決めた木本百合さん</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Comet編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Mar 2024 09:49:56 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>「好きなことを仕事に」「好きを大切に」。いつからか、こんな言葉もよく聞かれるようになりました。一方で、「好きなことってなんだろう」と悩んでしまう人も多いようです。ここでは、「好き」という情熱だけでタイへの移住を決めた、木本百合さん（29）の選択を紹介します。木本さんの「好き」の原動力とは一体なんでしょうか？</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div style="background: #F2EAD4; padding: 15px; border: 0px solid #c0c0c0; border-radius: 10px; word-break: break-all;">「好きなことを仕事に」「好きを大切に」。いつからか、こんな言葉もよく聞かれるようになりました。一方で、「好きなことってなんだろう」「好きなことに自信がもてない」と悩んでしまう人も多いようです。ここでは、「好き」という情熱だけでタイへの移住を決めた、木本百合さん（29）の選択を紹介します。木本さんの「好き」の原動力とは一体なんでしょうか？</div>


<h2 class="wp-block-heading">少女漫画のような真っすぐさに射抜かれ</h2>



<p>関東の金融系の会社で働く木本百合さん（29）は、今年の夏の海外移住を目指して毎日準備に励んでいる。行先はそう、「推し」のいる国、タイだ――。</p>



<p>木本さんの推しは、タイ人俳優のJumpol Adulkittiporn（オフ）さんとAtthaphan Phunsawat（ガン）さん。タイ大手テレビ番組制作会社GMMTVが売り出す、BL（ボーイズラブ）ドラマを代表する「四天王ペア」の1組だ。２人は2016年、ドラマ「Puppy Honey」でサブカップルとして同性カップルを演じて人気に。2019年にドラマ「Theory of Love」では主演カップルを演じ、不動の人気を確立した。</p>



<p>もともとBLの漫画やアニメが好きだった木本さん。タイBLの魅力にハマったきっかけは、X（旧Twitter）で世界トレンド１位も記録した「２gether（トゥギャザー）」だった。知り合いにすすめられて、ドラマを見たのは2021年6月11日土曜日。「日付まで覚えてるんです(笑)」</p>



<p>見た瞬間、衝撃を受けた。人を好きになって、嬉しくなる。でも苦しくて、嫉妬して、すれ違って、最後には結ばれる。王道の少女漫画のようなラブコメを、なんのてらいもなく男性2人が演じている。その突き抜けた真っすぐさに、心を射抜かれた。</p>



<p>それから、タイのBLドラマや映画を見あさる日々。コロナ禍で仕事中のランチはひとりで食べることを推奨されていたこともあり、昼休みになるとカフェへ急ぎ、１話分を見ながらランチ。仕事が終わると家でも続きを見続けた。</p>



<p>そんな楽しい日々を送るなか、オフさんとガンさんに出会ってしまった。木本さんの「推し」だ。２人の組み合わせを見た途端、「好きになっちゃうのが分かってたんです」と話す。それから他の作品にはわき目もふらずに、2人だけを追いかける日々が始まった。</p>



<p>ところで、タイの芸能事情は少し特殊だ。ドラマなどでカップルを演じ、人気が出ると、制作会社がペアで売り出していく。オフさんとガンさんのペアにも世界中にファンがいて、国内だけでなく海外でも2人でたくさんのイベントをする。アイドルのように歌って、踊り、まるで役柄から抜け出してきたように感じさせてくれる。さらには、2人を主演カップルとして別のドラマや映画も制作されるのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="480" src="https://comet-media.com/wp-content/uploads/2024/03/28715817_s.jpg" alt="" class="wp-image-527" srcset="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/28715817_s.jpg 640w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/28715817_s-300x225.jpg 300w, https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/wp-content/uploads/2024/03/28715817_s-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">日々のルーティーンにアジア各国への遠征</h2>



<p>日々の推し活のメインは、主にSNSのチェックだ。「結構毎日忙しいんです」と木本さん。</p>



<p>タイの人たちはSNSをよく使う。俳優も例外ではなく、オフさんとガンさんも1日４～5回インスタグラムでストーリーを更新する。投稿から24時間で消えてしまうので、まずは欠かさず保存。それから、彼らが行ったカフェやお店は、次にタイに行くときに行きたい場所として地図にマークをつける。</p>



<p>それに加えて、海外でのイベントにも参加する。去年は、タイのイベントには5回、韓国、フィリピン、ベトナム、カンボジアのイベントにも行った。来日イベントにももちろん参加。今年もすでに、タイに2回行っている。</p>



<p>「推しを好きになって、いいことしかないんです」と言い切る木本さん。推しの普段の発言は、もちろんタイ語。ファンが英語字幕をつけてくれるけれど、そのまま理解したくて、2021年からタイ語教室にも通い始めた。ひとりで海外に行ったことはなかったけれど、イベント参加のために気付けば何か国も行っていた。外国では、カタコトでも英語でコミュニケーションをとらないといけない。でもやってみたら、「努力すれば伝わるんだ」という新鮮な喜びにも出会った。</p>



<p>イベントに参加すれば、分かち合いたいという気持ちも生まれる。「かっこよかったよね、今の」。そう隣の人に話しかけてみる。相手から話しかけてもらえることも多くて、「わたしも自分から輪を広げる人になりたいな」と思うようにもなった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「今を楽しんで生きる」。そのための選択は？</h2>



<p>１～２月に1回は、リアルに推しで会える生活。それでも木本さんは、悔しく思っていることがある。実は、タイには2人に会える機会がもっとある。たとえば、ショッピングモールで高級ブランドの新店がオープンする時、イベントにゲストとして登場することも。SNSで事前告知もしてくれるから、バンコクにいれば月に２～４回は会いに行ける。そんな様子をSNSで見るたびに「行けなくてもったいないな……」という悔しさを味わっていた。その気持ちは次第に「なんで日本にいるんだろう」「タイに住んじゃえばいいじゃん」と変わっていった。</p>



<p>一度そう思うと、決断して行動することは木本さんにとっては難しいことではなかった。ひとつには、同じように推しのためにタイへ移住した知り合いが数人いたから。そしてもうひとつの理由は、木本さんの行動基準が「今を楽しんで生きること」だからだ。木本さんにとって「今を楽しむ」とは、「楽をしたい」とか「なまけたい」ということではなく、「今しかできないことをする」こと。</p>



<p>じゃあ、木本さんにとって「今しかできないこと」とは？</p>



<p>それは、推しに会うこと。人気がある今は、オフさんもガンさんもペアでもソロでもたくさん活動をしている。でもある日突然、ペア活動をもう見られなくなる日が来るかもしれない。それなら2人が活動してくれる今、タイに行くしかない。</p>



<p>「好き」だけを原動力に、どんどん世界を広げていく木本さん。最後にちょっとうらやましくなって、「好きなことが見つからないときは、どうしたらいいと思いますか？」と聞いてみた。</p>



<p>「うーん、好きって案外近くにあるんじゃないんでしょうか。たとえば、結婚している人には、『推し』と結婚できたの！？おめでとう！』って思いますし(笑)。見方を変えてみれば、あると思うんですよね。あとは、本当に見つからないなら手当たりしだい動いてみるしかないと思います。好きを見つけることを楽しんでみるのもいいんじゃないかな、と思います！」</p><p>The post <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media/3/">「『推し』に出会えていいことしかない！」タイ移住を決めた木本百合さん</a> first appeared on <a href="https://www.kaigai-shushoku.com/comet-media">コメット</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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