
「美容師として海外で働くには、どんな資格が必要?」
「そもそも美容師免許は必要なの?」
日本で美容師として働いている人の中には、上記のような疑問を抱えている方もいるでしょう。
実は美容師が海外で働くために必要な条件は、国・地域・州によって大きく異なります。
たとえば、アメリカのように州ごとの美容師免許が必須な国もあれば、韓国やオーストラリアのように求められる条件が異なる国もあり、事前の情報収集が欠かせません。
また、就労ビザや語学力、実務経験などの準備ができているかどうかで、「採用率」や「就労ビザの取得難易度」が大きく変わります。
そこで今回は、海外で美容師が働くために必要な資格や、事前準備などについて詳しくまとめてみました。

田村さつき
「海外で美容師として挑戦したい」「どの国が働きやすいのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください!

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美容師が海外で働く際に必要な資格は?免許がいらない国はある?
海外で美容師として働くために必要な資格・条件は、国・地域・州などによって大きく異なります。
ここでは、日本人美容師から人気の高い5つの国をピックアップし、一般的に必要だとされている資格を紹介しているので、海外で美容師として働きたい方はぜひ参考にしてみてください。
| 国 | 必要な資格・制度 |
|---|---|
| アメリカ ※州ごとに免許制度あり | 基本的に州発行の「Cosmetologist License」 または同等の美容師免許が必要 |
| 韓国 | 「美容技能士(미용사)」資格を持つ美容師が一般的 |
| オーストラリア | 「Certificate III in Hairdressing」をはじめとした 職業訓練資格が一般的に評価される |
| イタリア | 地域ごとに制度が異なり、全国で統一された要件はない |
| カナダ ※州ごとに異なる | 州ごとの「Hairstylist License」が必要な地域が一般的 |
| アラブ首長国連邦 (UAE/ ドバイなど) | 「Certificate III in Hairdressing (SHB30416)」などの認定資格 |
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※美容業の規制は国・地域・年度により変わりやすいので、必ず各国の公式機関で最新情報を確認してください。
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海外で美容師が働くために必要なもの
ここでは、日本人美容師が海外で働くために必要なものを紹介します。
海外で働く場合は、資格以外の事前準備も重要なので、移住を目指している美容師の方はぜひ参考にしてみてください。
就労ビザ
海外で働くうえで欠かせないのが 「就労ビザ(ワークビザ)」 です。
どの国であっても、観光ビザや学生ビザなどでは「報酬を受け取る美容業務」は行えないので、合法的に働くためには必ず就労ビザが必要になります。
就労ビザで一般的に求められる条件とは
- 雇用主(サロン)からの採用オファー
- 一定の実務経験 • 学歴や職業訓練歴
- 語学能力の証明
- 美容師としての専門性を証明する資料(ポートフォリオ) など
国家資格の要否は国により異なりますが、どの国でも就労ビザを発行する際に 「なぜその国の人ではなく外国人を採用する必要があるのか?」 を重視されます。

田村さつき
そのため、「技術力」「経験」「実績」を証明できるかどうかが、ビザ取得では非常に重要になるのです!
語学力
海外の美容室で働くうえで、語学力は欠かせません。
「語学レベルがどの程度必要か」といった基準は国やサロンによって異なりますが、多くの場合、以下のレベルが求められます。
海外で働く際に必要な語学力
- カウンセリングで意思疎通ができる
- 施術内容・料金説明・注意事項を説明できる
- 職場のスタッフと問題なくコミュニケーションが取れる など
もちろん、 語学力が不十分でも「アシスタント業務」からスタートできる国もありますが、スタイリストとして採用されやすくなるのは語学力が一定レベルに達した人ばかりです。

田村さつき
英語圏であれば、最初は「日常会話レベル」で問題ない場合もありますが、最終的には美容師として 「お客様の希望を正しく理解する能力」 が求められます。
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実務経験
海外で美容師として働く際、実務経験は採用・ビザ取得のどちらでも非常に重要視されます。
外国人を採用するサロン側は「即戦力」を求めることが多く、カット・カラー・パーマなどの基本技術を一通りこなせることが大きな評価ポイントです。
また、実務経験は就労ビザが必要な国では専門職としての経歴証明にもつながるため、経験年数がそのまま働ける可能性に直結するケースもあります。
応募の際には、過去の技術や実績を客観的に示せる資料が求められることが多く、経験をただ並べるだけではなく「どのレベルの技術を持っているか」を分かりやすく示す準備が必要です。
実務経験の証明とは
- サロン勤務歴(年数)
- スタイリスト経験の有無
- 技術を示す写真付きポートフォリオ
- 講習・トレーニング・コンテストなどの実績
海外で活躍する日本人美容師の給料は?
海外で働く日本人美容師の給料は、国・地域・都市によって大きく異なります。
なお、アメリカをはじめとしたの主要都市では、日本より給与水準が高いケースがある一方、生活コストが非常に高く、数字だけでは「収入の良し悪し」を判断できないことが多いのが現実です。
たとえば、同じ「年収500万円」であっても、家賃相場や食費、税金、保険料が違えば、手元に残るお金(可処分所得)はまったく異なります。
そのため、海外で働く際は 給料の額面 だけではなく、物価や税制、生活コストを総合的に考えることが重要です。
もちろん、物価が高い国では美容師の給与も高い傾向にありますが、家賃や税金、医療保険料が重くのしかかり、思ったより使えるお金が少ないケースが少なるので注意しましょう。

田村さつき
反対に、給与額が日本よりやや低くても、家賃や生活費などのコストが安く、実質的にゆとりある暮らしができる国は豊富にあります!
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美容師として海外で働きたい人はどうすればいい?
美容師として海外で働きたい場合は、以下の方法で渡航するケースが一般的です。
一般的な海外駐在と同じく、美容師も海外支店を持つ企業に就職すると一時的に移住できる可能性があります。
また、海外就職・転職に特化しているエージェントに相談するのもおすすめです。
現地の求人を探して直接応募するのは、非常に困難ですが、海外に特化したエージェントに相談すれば、求人紹介や就労ビザの取得、面接対策など、あらゆるサポートを受けられます。

田村さつき
実際に弊社(GJJ)でも美容師の方の海外就職をお手伝いした経験があるので、気になった方はぜひ、お気軽にご相談ください!
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美容師として海外移住するならGJJへの相談がおすすめ!

GJJ株式会社は、海外就職・海外転職を専門とする国内唯一のキャリア支援会社です。
相談者の4人に1人が理想のキャリアを叶えており、これまでに4,500名以上の相談実績を持ちます。
無料相談を受けると、アジア圏や欧米諸国など、世界33ヵ国の中から最適な国・地域を提案してもらうことが可能です。
そのため、海外で働きたい日本人の方に適しているでしょう。ビザ申請のサポートや非公開求人の紹介、キャリアの棚卸しなど、海外で働くために必須のサービスを提供しています。

田村さつき
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海外で働く美容師に関するよくある質問
- 美容師が海外で働くメリットは?
-
海外で働く最大のメリットは、技術・語学・接客のすべてを国際基準で磨けることです。多様な髪質・文化・価値観に触れることで技術の幅が広がり、キャリアアップのスピードも日本より早い傾向にあります。また、国によってはチップ制度や歩合が充実しており、努力次第で収入が上がりやすい点も魅力です。
- 美容師が海外で働く際のデメリット・注意点は?
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国ごとに資格・ビザ条件が異なるため、しっかりとした事前準備が必要です。特に語学力が不十分だとカウンセリングやトラブル対応が難しくなり、業務の幅を制限されることがあります。また、大都市は生活コストが高く、給与だけでは生活が厳しいケースもあるため、給料・物価・税金のバランスを確認することが重要です。
- 美容師が働きやすい国はどこ?
-
美容師の働きやすさは、「給与」「物価」「ビザの取りやすさ」「日本人美容師の需要」の4点で決まります。英語圏ではオーストラリアやカナダが比較的就労しやすいと言われており、アジア圏では韓国やシンガポールで日本人美容師の需要が高めです。ただし働きやすさは都市ごとに変わるため、可処分所得(手取り)や就労ビザの取得条件などを基準に選ぶように心がけましょう。

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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。




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