
「定年後は海外で暮らしたい」
「自分の経験を海外で活かしてみたい」
このような思いを持つシニア世代は増加傾向にあります。
最近では、50代・60代で海外就職を実現する人も多く、日本人の技術力や誠実さが海外で高く評価されています。
また、海外では年齢よりも実力が重視されるため、これまで培ったスキルや人間力を求める企業も少なくありません。
そこで今回は、シニア世代から海外で働くことが注目されている理由や、50代・60代におすすめの仕事などについてまとめてみました。

田村さつき
「年齢を問わず挑戦したい」「海外で働きながら生活したい」といった思いを持つシニア世代の方は、ぜひ参考にしてみてください!
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シニアから海外で働くことが注目されている理由
最近では、50代・60代になってから海外で働くシニア世代が増えつつある状況です。
その 背景には、定年後の生き方が多様化し、「もう一度挑戦したい」「経験を活かして社会に貢献したい」のように考える人が増えていることが挙げられます。
特に以下のような理由から、シニアの海外就労が注目を集めています。
このような流れのなかで、実際に弊社(GJJ)にご相談いただき、定年後に海外で働き始めたシニア世代の実例も増えてきてます。
たとえば、インドネシアで59歳から就職を実現したMさんの事例は、「年齢に関係なく挑戦できること」を証明している代表的なケースです。

>>『59歳からのチャレンジ インドネシア就職を実現した』Mさん60歳
シニア向けに海外で働く具体的な方法を紹介
海外で働くことに対して「若い世代の挑戦」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、近年では50代・60代以上のシニア世代が、これまでの経験や専門知識を活かして海外で活躍するケースが増えています。
ここでは、シニアが実際に海外で働く代表的な方法を2つ紹介するので、気になった方はぜひ参考にしてみてください。
現地採用
現地採用とは、海外企業・現地法人が出している求人に直接応募して働くことです。
特にアジア圏では、日本人のシニア世代に対して以下のような需要があります。
また、英語が苦手なシニア世代でも働ける点も魅力のひとつです。
職種によっては日本語を活かせる環境が整っており、語学力よりも経験と人間力を重視する傾向にあります。

田村さつき
たとえば、日本食レストランの料理人・接客スタッフは、英語力に自信がないシニア世代でも働きやすい仕事の代表例です!
シニア海外協力隊
海外で一時的に働きながら暮らすことを目的とするなら、「シニア海外協力隊」を選択するのもいいでしょう。
JICA(国際協力機構)が運営する国際ボランティア制度の一つで、長年の社会経験や専門知識を活かして、発展途上国の課題解決や人材育成を支援するプログラムです。
対象は実務経験15年以上の社会人などで、派遣期間は原則1〜2年程度に設定されています。
教育・医療・産業・行政・地域開発など、幅広い分野で現地の人々と協力しながら活動し、海外で生活することが可能です。
JICAが往復航空券や現地生活費などを負担し、派遣前には語学や安全に関する訓練も実施されるため、シニア世代でも安心して参加できます。

田村さつき
募集は定期的に行われているので、詳細を知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください!
海外で働きたいシニアにおすすめの仕事5選
ここでは、シニア世代におすすめの海外で働ける仕事を5つ紹介します。
50代・60代でも、これまでの経験を生かして働きやすい仕事をまとめているので、海外就労に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
日本食レストラン・飲食業
世界中で日本食ブームが続いており、日本時の職人技や接客力を求めるレストランは数多くあります。
たとえば、寿司職人や和食料理人、店舗マネージャーなど、日本の調理技術とおもてなし精神を活かせる職場が豊富にある状況です。
なお、日本食レストラン・飲食業がシニア世代におすすめの理由は以下の通りです。
- 技術・経験が重視され、年齢による制限が少ない
- 日本語が通じる環境が多く、英語が話せない人でも働きやすい
- 現地採用に限らず、柔軟な雇用形態に期待できる

田村さつき
特にマレーシアやタイ、ハワイ、オーストラリアなどでは、日本食レストランが盛んで、シニア世代の即戦力人材が歓迎されています!
日本語教師(教育関連職)
日本語教師(教育関連職)は、語学力に不安がある人でも挑戦しやすい職種の一つです。
主な勤務先は語学学校や大学、企業研修センターなどで、現地の学生やビジネスパーソンに日本語や日本の文化を教えています。
なお、日本語教師がシニア世代におすすめな理由は以下の通りです。
- 年齢よりも「人間性」や「指導力」が評価される
- 教える仕事なので肉体的な負担が少ない
- 日本語教育能力検定のような資格で需要を高められる

田村さつき
特にタイ、ベトナム、インドネシアなどの東南アジア諸国では日本語教育の需要が非常に高く、現地採用だけでなく、ボランティアやシニア海外協力隊として参加することもできます!
製造・技術指導職
長年製造業で培った技術力や管理能力、人材育成の経験を持つシニアの方は、海外で「即戦力」として重宝されます。
現地企業が日本の生産方式や品質管理を学ぶために、シニア技術者を求めるケースも少なくありません。
なお、製造・技術指導職がシニア世代におすすめの理由は以下の通りです。
- 実務経験が評価されるので、現地教育の役割を担いやすい
- 若手の指導・育成にやりがいを感じられる
- 数か月〜1年単位の短期派遣・契約案件も多い

田村さつき
特にインドネシア・ベトナム・メキシコなどの日系企業が多い国では、「日本クオリティ」を支える指導者としての需要が非常に高まっています!
介護・福祉関連
高齢化が進む国が増える中で、日本の介護技術やサービス精神は世界的に注目されています。
日本で行なっているケアやリハビリ支援を学びたい海外施設は数多く、介護職の経験者や福祉士、看護師資格を持つシニアの活躍の場が広がっている状況です。
なお、介護・福祉関連がシニア世代におすすめの理由は以下の通りです。
- 感謝される仕事なので、社会貢献度が高くやりがいを感じやすい
- シニアならではの経験と人間力を活かした教育・支援を行える
- 体力に合わせてパートタイム・短期滞在型の勤務も可能

田村さつき
特にフィリピン、マレーシア、シンガポールなどでは、日本の介護技術が注目されており、「人を支える」経験を持つシニア人材への期待が高まっています!
観光・サービス業
観光立国である国々では、日本人観光客や現地の富裕層を対象とした接客職に、シニア世代の需要があります。
特にホスピタリティやマナーを重視する文化では、ホテルスタッフや現地ツアーガイドなどの仕事で、日本人の接客力が高く評価されている状況です。
なお、観光・サービス業がシニア世代におすすめの理由は以下の通りです。
- 人との交流が中心で、これまでの社会経験が活かせる
- 日本語が使える職場が多く、語学力に不安があっても働ける
- 季節雇用・短期契約が多く、ライフスタイルに合わせて働きやすい

田村さつき
特にハワイ、オーストラリア、タイなどでは、「日本のおもてなし」を伝える存在として、シニア人材が高く評価されています!
シニアも応募できるGJJの求人一覧
ここでは、実際にGJJ海外就職デスクが取り扱っているシニア向けの海外求人を紹介します。
本記事で紹介している以外にも50代・60代が応募できる求人は豊富にあるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
【インドネシア求人】【シニア歓迎】施工管理
業種 | 建築・設備 |
場所 | ジャカルタ |
給料 | IDR 40,000,000 – 80,000,000 交通手当:社用車および運転手の提供 健康保険:民間保険加入 勤務時間:月~金 8:00~17:00 |
応募資格 | 建築施工管理の実務経験5年以上 ※ゼネコンで設備施工管理を担当し、建築知識を有する方も応募可能 営業経験(尚可) 英語またはインドネシア語での日常会話が可能な方 長期的に勤務できる方 |
【インド求人】不動産開発/施工管理職/シニアの方からのご応募大歓迎です!
業種 | 不動産 |
場所 | グルガオン |
給料 | ■給与 月額 INR 468,000~ 月額 JPY 800,000~ ※手取り額にて記載 ※経験スキルにて決定 ※1ルピー = 1.75円換算 ■福利厚生 赴任時航空券費用 VISA・FRRO取得・代理店費用 赴任時ホテル費用 携帯電話・SIM貸与 海外・国内医療保険 一時帰国航空券費用・休暇(年2回) 社用車送迎・通勤手当 出張手当(日当金額・出張時食費等) 住宅手当(全額支給) |
応募資格 | ■必須要件Mandatory qualifications ・日系ゼネコンにて施工管理経験 ・日常会話レベル以上の英語力 ※シニアの方からのご応募大歓迎です! ■歓迎要件Desired qualifications ・インドでの勤務経験、または新興国での現地チームとの協働経験 ・一級建築士、一級施工管理技士などの資格保持者 |
シニアから海外で働くための準備とステップ
シニア世代が海外で働く場合、「思い立ったらすぐ応募」というわけにはいきません。
健康状態や就労ビザの条件など、若い世代よりも確認すべきポイントが多くあります。
とはいえ、しっかりと準備をすれば、定年後でも海外で働くことは十分に可能です。
ここでは、実際に海外で働くまでの流れと、準備すべきステップをわかりやすく解説します。
これまでのキャリア・保有資格などを整理する
海外で働きたい場合、最初に行うべきことは「キャリアの棚卸し」です。
海外就職では、年齢よりも「経験」と「スキル」が重視されます。これまで培ってきた知識・技術を、どのように海外で活かせるかを整理しておきましょう。
なお、具体的に整理すべきポイントは以下の通りです。
これらの情報を整理をしておくことで、海外求人に応募するときに「現地でどう貢献できるか」を明確に伝えられるようになります。
また、職務経歴書や英文レジュメを作成する際にも活用できるので、必ず確認しておきましょう。

田村さつき
海外で働きたい方向けの「キャリアの棚卸し」は、GJJでも積極的に行なっています!採用率を高める職務経歴書や英文レジュメの作成も可能です!
海外の仕事・求人を探す
キャリア・保有資格を整理できたら、次は具体的な求人探していきましょう。
シニア世代向けの求人は、アジアを中心に増えており、日本人の技術やおもてなし精神を求める企業が多数存在します。
なお、求人を探す方法としては、海外転職サイトや日本人向けの海外求人メディアを確認する方法が主流です。
「語学に自信がない」「海外生活が初めて」という場合は、日本人経営の職場や日本語でのサポート体制がある求人を中心に検索すると安心して応募できます。

田村さつき
JICAの「シニア海外協力隊」や自治体が支援する国際ボランティアなど、収入を得ながら社会貢献できる制度も魅力的なので、ぜひ検討してみてください!
海外勤務までのスケジュール・必要書類をチェック
海外で働くためには、国・職種によって異なる就労ビザや提出書類が必要です。
特にシニアの場合は、「健康状態の証明書類」の提出を求められるケースもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
なお、海外で働くまでのおおまかな流れは以下の通りです。
求人応募から渡航するまでは、少なくとも3〜6ヶ月程度の準備期間を設けておくと安心できます。

田村さつき
焦らず計画的にスケジュールを組むよう心がけましょう!
渡航先の生活・医療・安全面を確認する
海外で安心して暮らすためには、生活環境や医療体制の確認が欠かせません。
特にシニア世代は健康リスクに備えて、現地の医療事情や保険制度を事前に把握しておくことが重要です。
なお、具体的にシニア世代が確認すべきポイントは以下の通りです。
特に初めて海外で暮らす方は、「安全な国」「医療水準が高い国」から挑戦すると安心です。
たとえば、マレーシア・シンガポール・タイなどは、シニア移住者にも人気があり、医療環境や治安の良さも高く評価されています。

田村さつき
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田村さつき
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海外で働くシニアに関するよくある質問
- 英語が話せないシニア世代でも海外で働くことは可能?
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英語が苦手な方でも、日本人が経営する企業や日本語を使う職場であれば問題なく働けます。特に日本食レストランや観光業、製造業の現場では、語学力よりも「実務経験」や「責任感」が重視されている状況です。また、不安であれば、渡航前にオンライン英会話などで基礎的な英語力を身につけておくと、現地での生活や人間関係がスムーズになります。
- 50代・60代でも海外で働くチャンスはありますか?
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はい、あります。企業によっては50代・60代の採用も増えており、特に専門知識や管理経験を持つシニア層は重宝されています。たとえば、工場の技術顧問、ホテルの運営サポート、日本語教師などは年齢よりも「経験の深さ」や「人柄」を評価する傾向が強いです。以上のことから、健康状態が良好で、現地の生活に順応する意欲があれば、50代・60代からの海外就職も現実的だと言えます。
- 海外で働く場合の生活費や医療費はどのくらいかかりますか?
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国や都市によって大きく異なります。たとえば、マレーシアやタイなどの東南アジア諸国では、日本の半分ほどの生活費で暮らすことも可能です。一方で、アメリカやシンガポールなど物価が高い国では、家賃や医療費が高額になる傾向にあります。

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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。

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