逆転思考のキャリア vol.27 “世界を歩いて考えた” 韓国を通して、日本のキャリアを考える?


韓国の街並みと風景
こんにちは。
GJJ海外就職創業者の田村さつきです。
本日も韓国シリーズ?をお届けいたします。

実は去年の今頃も、ソウルを歩いていました。

CU(※韓国を代表するコンビニチェーン)もありました。

韓国車も走っていました。

日本のアニメも人気でした。

景色は、きっと大きく変わってはいなかったのだと思います。

でも今年は、「あれ?」と思うことが何度もありました。

韓国が変わったのか?それとも私の視点が変わったのか?
たぶん、その両方なのだと思うのです。

韓国市場を解説する現地セミナーの様子
今回共同企画の現地セミナーでは、
韓国で暮らし、日本語も堪能な韓国人の若いビジネスパーソンが、韓国市場をとても論理的に解説してくれました。

印象に残ったのは、「韓国市場の本質は、流行ではなく、評価基準が動き続ける中で、どう整合するか。」という言葉です。

さらに、「早い市場なのではなく、基準が切り替わるのが早い。」

「積み重ねではなく、浮き彫り。」という説明もありました。

だから、韓国では、商品も、ブランドも、サービスも、次々と姿を変えていく。

大切なのは、ただ変化が速いことではなく、変わり続ける評価基準に、自分たちをどう合わせていくか。

その言葉を聞いてから街を歩くと、昨日まで何気なく見ていた景色が、まったく違って見えてきたのです。

海外で見かけた日本商品の売り場
韓国を歩きながら、以前、アメリカ・フロリダで見た景色を思い出しました。

韓国系スーパーの店内には、“日本のラーメン”“日本のお菓子”“日本の調味料”『日本の商品』が数多く並んでいました。

当時は、「日本の商品ってやっぱり人気!」そのくらいにしか思っていませんでした。

でも今回の韓国で、その景色の意味が変わりました。

日本の商品は世界で人気があります。

でも、“その価値を世界へ届ける仕組みを持っているのは誰なのか?
そんな問いが浮かんできたのです。

AK PLAZAで見つけたキャラクターグッズ
そして、もう一つ印象に残ったことがあります。

韓国のAK PLAZAで、思わず手に取ったキャラクターグッズ。

一見すると、日本のアニメグッズのように見えました。

でも裏を見ると、“Made in China” しかも発売元は中国企業でした。

日本のコンテンツ、韓国の商業施設、中国企業の商品。

ひとつの商品の中に、アジアの国境はほとんどありません。

私は、「日本と韓国を比べていた自分が、少し古かったのかもしれない。」

そう思いました。

世界では、もっと自然に、もっと複雑に、価値が混ざり合っています。

だからこそ、“誰が価値を編集し、世界へ届ける仕組みを持っているのか
そこが、これからますます重要になってくるのだと感じました。

韓国の街で見かけた車とブランド
街を歩くと、BMW、Audi、Genesis、Hyundai、KIA。

世界のブランドと韓国ブランドが、ごく自然に共存しています。

韓国は、「韓国だけ」を見ているのではありません。

最初から、世界市場の中で自国ブランドを育てようとしている。
そんな姿勢が街全体から伝わってきました。

仁川空港の案内ロボット
仁川空港では、案内ロボットが利用者をサポートしていました。

一方で、保安検査では今でもパソコンをバッグから取り出します。

日本では不要になった空港も増えています。

全部が最先端というわけではない。

でも、変えるところは、どんどん変える。

私は勝手に、韓国を
「OSが新しい国」ではなく、
「アプリをどんどんアップデートする国」
そんなイメージで見ていました。

仁川空港ラウンジのRamyun Library
旅の終わりで驚いたのが、仁川空港ラウンジにあった「Ramyun Library」です。

ラーメンが並んでいるだけなのに、名前は「Library」

食事を、体験に変える。

待ち時間を、旅の思い出に変える。

韓国を歩いていて何度も感じたのは、この「編集する力」でした。

モノを売るのではなく、体験として届ける。

価値を少し編集するだけで、商品の魅力は何倍にもなる。

そんな発想が、街のあちこちにありました。

そして今回、

一番変わったのは、韓国ではなく、

私自身の見方だったのかもしれません。

去年は、「韓国って面白い。」で終わっていました。

でも今年は、「日本は世界でどう戦っていくのだろう?」

そんなことばかり考えていました。

日本には、世界に誇れる商品があります。

文化があります。コンテンツがあります。

でもこれからは、「何を作るか」だけではなく、

「誰が世界へ届けるのか」

そこまで考える時代なのだと思います。

キャリアも同じです。

良い経験を積むことは大切です。

でも、その経験をどう編集し、どう世界へ届けるか。

その視点を持つことが、これからのキャリアを考える上で、ますます重要になるのではないでしょうか。

■ 次回予告


韓国シリーズ最終回。

韓国で一番考えさせられたのは、実は、“若者たちのキャリア”でした。

なぜ韓国では、企業も個人も、最初から世界を意識するのか。

その理由をひも解いていくと、日本のキャリア教育や働き方にも、大きなヒントが隠されていました。

海外を歩いていると、結局いつも考えてしまうのは、日本のことなんですね!

GJJ海外就職デスク創業者
田村さつき


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