マレーシア就職の基本情報

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マレーシアの海外就職情報

多民族・多文化社会と成長産業が広がる、ASEANのビジネス拠点マレーシア

マレーシアは、マレー系・中華系・インド系をはじめ、さまざまな民族や文化が共存する多民族国家です。英語が広く使われており、生活環境や交通・通信インフラも比較的整っていることから、初めて海外で働く方や、家族での移住を考える方にも選ばれています。

製造業では、電気・電子、半導体、自動車部品、産業機械、化学、医療機器などの分野に多くの日系企業が進出しています。法人営業、生産管理、品質管理、調達、技術職、経理・財務など、日本で培った実務経験を活かせる求人が見られます。近年は製造業に加え、商社、物流、IT・デジタル、コンサルティングなど、サービス分野の存在感も高まっています。

特に拡大しているのが、企業のカスタマーサポート、経理、人事、IT運用などを集約して行うGBS(Global Business Services)・BPO業界です。日本市場向けのカスタマーサポート、テクニカルサポート、オペレーション業務など、日本語を活かせる求人が比較的多く、職種によっては未経験者や第二新卒者にも可能性があります。

求人はクアラルンプールとその周辺地域を中心に、製造業が集まるペナンやジョホールなどでも見られます。必要な英語力や実務経験は職種によって異なりますが、日本語力だけでなく、これまでの経験をどのように仕事へ活かせるか、多国籍のメンバーと柔軟に協働できるかが重視されます。専門性を活かした転職から、海外キャリアの第一歩となる仕事まで、比較的幅広い可能性を検討できる国です。

マレーシア就職の情報

ビザ情報
マレーシアで外国人が働く場合は、原則としてEmployment Pass(EP)などの就労資格が必要です。本人が直接申請するのではなく、採用する企業が関係機関から外国人向けポジションの承認を受けたうえで申請します。企業側が外国人を雇用できる条件を満たしていることも前提となります。

2026年6月1日以降に行われる新規申請および更新申請には、以下の給与基準が適用されています。

Employment Pass Category I:月額RM20,000以上
Employment Pass Category II:月額RM10,000~RM19,999
Employment Pass Category III:月額RM5,000~RM9,999

一部の製造関連分野では、Category IIIの最低給与がRM7,000となる場合があります。Category Iの就労期間は最長10年、Category IIは後継者育成計画を条件として最長10年、Category IIIは後継者育成計画を条件として最長5年です。

申請者の学歴・経験については、大卒以上で関連業務経験3年以上、短大・専門学校などのDiploma取得者は5年以上、技術資格保有者は7年以上の関連業務経験が、一般的な最低要件として示されています。ただし、業種、職種、申請を管轄する機関によって審査条件が異なり、最低要件を満たせば必ず取得できるものではありません。

Employment Passは勤務先の企業にひもづくため、転職して勤務先が変わる場合は、新しい企業を通じて改めて申請する必要があります。求人へ応募する際は、給与だけでなく、企業にビザ申請実績があるか、本人の学歴・経験で申請可能かを確認することが大切です。
求められる語学力
マレーシアでは英語がビジネス上の共通言語として広く使われています。必要な英語力は職種によって異なり、必ずしもTOEICの点数だけで判断されるわけではありません。

日系企業の法人営業、管理職、経理・財務、技術職などでは、社内会議、顧客対応、報告、交渉を英語で行えるビジネスレベルが求められることがあります。

GBS・BPO業界の日本市場向けカスタマーサポート、テクニカルサポート、オペレーション業務などでは、日本語で顧客対応を行う一方、研修、社内連絡、マニュアル、上司への報告などに英語を使用します。そのため、日常会話から社内コミュニケーションができる程度の英語力は必要です。

マレー語や中国語は必須でない求人が多いものの、現地スタッフや顧客とのやり取りがある職種では、話せることが評価される場合があります。
求められる人物像
マレーシアでは、マレー系、中華系、インド系をはじめ、さまざまな文化、宗教、価値観を持つ人々が働いています。自分の考え方を一方的に押し付けず、異なる文化や仕事の進め方を理解しながら、多国籍のメンバーと協力できる柔軟性が求められます。

日系企業では、法人営業、生産管理、品質管理、調達、物流、経理・財務、IT、エンジニアリングなどの実務経験を持つ人材が評価される傾向があります。管理職や専門職では、現地スタッフの育成、業務改善、技術移転、プロジェクト管理などの経験も強みになります。

GBS・BPO業界では、日本語による正確で丁寧な顧客対応力に加え、英語環境への適応力、パソコン操作、問題解決力、シフト勤務への対応などが重視されます。職種によっては未経験者や第二新卒者にも可能性があります。

一方、2026年6月から就労ビザの給与基準が引き上げられたため、以前と比べて企業側が外国人を採用する理由がより重視されています。日本語力だけでなく、これまでの経験や強みを仕事でどのように活かせるかを、具体的に説明できることが大切です。
給与・待遇
給与は、業界、職種、経験、役職、勤務地、企業規模によって大きく異なります。また、Employment Passの給与基準は、就労資格を申請するための基準であり、マレーシアにおける一般的な給与額や、ビザの取得を保証する金額ではありません。

日本語を使用するGBS・BPO業界のカスタマーサポートやオペレーション業務では、月額RM5,000~RM12,000程度の求人が見られます。日本語ネイティブを対象とする求人では、月額RM8,000~RM10,000前後の募集も比較的多く見られますが、担当業務、英語力、勤務時間、経験によって差があります。

日系企業の営業、管理部門、製造業の技術職などでは、経験や役職によって給与が大きく異なります。専門職や管理職ではRM10,000を超える求人もありますが、未経験者や若手向け求人では、ビザの給与基準に達しない場合もあります。

企業によっては、業績賞与、13カ月目給与、医療保険、歯科保険、言語手当、シフト手当、交通手当、渡航航空券、一時滞在用の住居などが提供される場合があります。ただし、これらはすべての企業で支給されるものではありません。

求人を比較する際は、基本給だけでなく、各種手当、賞与、保険、勤務時間、夜勤の有無、休日、渡航費、就労ビザの申請費用、家族帯同の可否を含めて確認することが大切です。

知っておきたい!マレーシアの生活基本情報

マレーシアは、マレー系、中華系、インド系をはじめ、さまざまな民族や文化が共存する多民族国家です。英語が広く使われており、日本食レストランや日系スーパー、日本語対応の医療機関などもあるため、初めて海外で暮らす方にも比較的生活しやすい環境です。

生活費は日本の都市部と比べて抑えやすい傾向がありますが、近年は家賃や外食費などが上昇しています。特にクアラルンプール中心部、モントキアラ、KLCCなどの外国人に人気のあるエリアでは、住居費が高くなる場合があります。

クアラルンプール周辺では、LRT、MRT、モノレール、路線バスなどの公共交通機関に加え、Grabなどの配車サービスが広く利用されています。ただし、勤務先や居住地域によっては公共交通機関だけでは移動しにくいこともあるため、住居を選ぶ際は通勤経路を確認することが大切です。

治安は比較的安定していますが、都市部ではスリ、ひったくり、置き引き、クレジットカードやオンライン上の詐欺などに注意が必要です。また、サバ州東側の一部地域には外務省から危険情報が出ているため、旅行や出張の際は最新情報を確認してください。

家賃
2026年時点のクアラルンプールおよび周辺地域における代表的な家賃の目安は、以下の通りです。

コンドミニアムの一室を借りる場合
ルームシェア:月額RM600~RM1,500程度
専用バスルーム付きの部屋:月額RM1,000~RM2,000程度

一戸を借りる場合
スタジオ・1ベッドルーム:月額RM1,500~RM3,000程度
2~3ベッドルーム:月額RM2,500~RM5,500程度

実際の家賃は、クアラルンプール中心部からの距離、最寄り駅、築年数、家具、部屋の広さ、プールやジムなどの設備によって大きく異なります。KLCCやモントキアラなどの人気エリアでは、上記を超える場合があります。

多くのコンドミニアムには、プール、ジム、警備員、入退館管理などの設備があります。契約時には、一般的に前家賃、敷金、光熱費用のデポジットなどが必要です。
食費
ローカルの屋台・フードコート:1食RM7~RM15程度
一般的なレストラン:1食RM15~RM35程度
日本食レストランのランチ:RM25~RM50程度
ファストフードのセット:RM15~RM25程度
ローカルのコーヒー:RM3~RM7程度
一般的なカフェのコーヒー:RM8~RM18程度

ローカルフードや自炊を中心にすれば、比較的費用を抑えられます。一方、日本食レストラン、輸入食品、アルコール類は割高になる傾向があります。

1人当たりの食費は、ローカルフードや自炊を中心にした場合は月額RM700~RM1,200程度、日本食や外国人向けレストランの利用が多い場合は月額RM1,200~RM2,000以上が一つの目安です。
交通費
LRT、MRT、モノレールなどの運賃は移動距離によって異なり、1回RM1~RM6程度が目安です。Touch 'n Goカードを利用すると、電車、バス、高速道路の通行料金、一部の店舗での支払いなどに使用できます。

外国人も利用できるRapid Bulananは、LRT、MRT、モノレール、BRT、Rapid KLのバスなどが30日間乗り放題となり、料金はRM150です。

タクシーの初乗り運賃はRM5前後が目安です。Grabなどの配車サービスも広く利用されていますが、距離、時間帯、雨天、交通渋滞、需要状況、高速道路料金によって料金が変動します。

公共交通機関を中心に利用する場合、月額RM100~RM200程度、Grabを頻繁に利用する場合は月額RM300~RM800以上になることもあります。
通信・光熱費
電気、水道などの光熱費は、単身者の場合、月額RM150~RM400程度が一つの目安です。年間を通して気温と湿度が高いため、エアコンの使用時間によって電気代が大きく変わります。

自宅用インターネットは月額RM80~RM160程度、携帯電話のプリペイドまたはSIMのみのプランは月額RM30~RM65程度が目安です。主要都市では4G・5G通信や高速な固定回線を利用できます。

ルームシェアの場合は、光熱費やインターネット料金が家賃に含まれていることもあります。契約前に、家賃に含まれる費用と別途負担する費用を確認してください。
医療・保険
クアラルンプール、ペナン、ジョホールバルなどの主要都市には、設備の整った私立病院やクリニックがあり、英語で受診できる医療機関も多数あります。クアラルンプール周辺には、日本語通訳や日本語対応サービスを提供する医療機関もあります。

外国人は私立医療機関を利用することが多く、専門医の診察、検査、入院、手術などでは費用が高額になる可能性があります。就職時には、企業が提供する医療保険の年間補償額、通院・入院、歯科、眼科、持病、家族の補償範囲を確認することが大切です。

企業の医療保険だけでは補償が十分でない場合は、個人で海外旅行保険や医療保険に加入することも検討してください。

※上記は2026年8月時点の一般的な目安です。居住地域、契約条件、為替、物価、生活スタイルによって異なります。

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