逆転思考のキャリア Vol.13 ~同じ経験でも、市場が変われば価値が変わる~



こんにちは。
GJJ海外就職デスク創業者の田村さつきです。


今回は、お正月明けの名古屋出張での出来事をきっかけに、ひとつ書いてみようと思います。滞在中、ひょんな流れで千昌夫さんのショーに遭遇しました。強い期待をしていたわけではなかったのですが……会場の空気が整っていて、妙に引き込まれたんです。


そして、さらっと語られた一言に、私は動かされました。


「まだ僕も現役なんですよ。最近は東南アジアに呼ばれているんです。」


78歳。東南アジア。呼ばれる。
この3つの言葉が、私の中で一気につながりました。


■ 日本文化は、身近なアジアへ“渡っている”



私自身も似た感覚を持っていました。タイやベトナムでは、若者たちが昭和歌謡をカラオケで自然に歌い、きちんと場を温めている。日本では「懐メロ」として括られがちなものが、場所が変わると「新鮮」に響く。


しかも、一過性の流行というより、生活の中に溶け込んでいる感じがある。


そして、ちょうどこのメルマガを書いているときに、GJJコンサルタント 立田千菜美 から、インド・バンガロールで開催された大型コスプレ&同人アニメフェス「Ota TOKYO(ヲタトーキョー)」 の現場報告が届きました。


来場者約14,000人、ボランティア約300人。日本文化・アニメ・武道・ZENへのまなざしは驚くほど純粋で、日印のメンバーが誇りを持って「日本」を伝える姿に、彼女は「正直、誇りを取り戻しました」と話していました。


私はこう思うのです。価値は年齢や流行で決まるのではなく、「どこで・誰に・どう届くか」で立ち上がり方が変わる。


■ “呼ばれる”は、キャリアでも起きる



千昌夫さんの言葉を聞いて、私はこう思いました。現役かどうかは、国内の評価で決まるものではない。必要として呼ぶ人がいるかどうか。


これは年齢の話に見えて、実は「市場」の話です。日本の中では評価されにくい経験でも、場所が変わると価値として立ち上がることがある。


その可能性は、若い世代にとっても決して他人事ではありません。30代までに「呼ばれる役割」を仕込める人は強い。
40代以降は、経験を“役割”に再構成できた人から現役化していく。私はそう感じています。


■ 2026年の結論:職種より「役割」



海外で声がかかる人は、英語や肩書きだけで決まりません。鍵になるのは、再現性と現場で使える形です。


成熟スキル


成熟スキル

派手ではないけれど、現場を安定させ、成果につなげる力。こうした“成熟スキル”は、場所が変わると価値がはっきり立ち上がります。


そして今はAIで、経験の再構成が速く、試しやすくなりました。キャリアは積み上げるだけでなく、翻訳し直して伸ばせる時代です。


■ あなたの声を聞かせてください



このメルマガを読んで、いま頭に浮かんだことを教えてください。
「あなたのキャリアの悩みは、何ですか?」


s.tamura@kaigai-shushoku.com(田村さつき直通)
件名に「Vol.13」と入れて、短くても構いません。いただいたメールはすべて拝見します。


内容によっては、メルマガにて匿名でご紹介してみようかとも考えております。また、状況がわかる範囲で書いていただけると、より具体的にお返しできます。


2026年は、肩書きより「思想と役割」
年齢より「専門性の再構成」


次号では、
「ではその“役割”は、どうやって見つければいいのか」
について書いてみようと思います。


2026年も、どうぞよろしくお願いいたします。


■ GJJ新年会@東京のお知らせ



私も参加します。リアルでお会いできる機会は滅多にないので、お時間ある方は是非!




GJJ海外就職デスク創業者
田村さつき