逆転思考のキャリア Vol.15~円安で、海外は本当に稼げるのか?
こんにちは。
GJJ海外就職デスク創業者の 田村さつき です。
GJJ海外就職デスク創業者の 田村さつき です。
ここ数年、円安を背景に、メディアなどで、「海外で稼ぐ」といったテーマでお話しする機会が増えました。
そのたびに、ほとんど決まって聞かれる質問があります。
「円安だから、稼げるんですか?」
「円安だから、稼げるんですか?」
私はこの問いに、いつも少しだけ間を置いて答えてしまいます。
否定したいわけではないのですが、ただ、その言葉の中に、少しだけ期待が先に立っているように感じるのです。
今日は、その違和感を、数字と構造で整理してみたいと思います。
■ “海外で稼ぐ”という言葉が、まだ軽かった頃
GJJを立ち上げたのは2010年。当時、海外就職は今ほど一般的ではありませんでした。
印象に残っているのは、就職氷河期の中で、思うような就職先に出会えなかった若者たちが、成長著しい東南アジアへと向かっていった流れです。
「稼ぐ」というより、“一度、日本の外に出てみる” 人は国を越えていました。
■ 5万バーツが、今は違って見える理由
当時の現実を、数字で整理してみます。
給料も、仕事内容も、ほとんど変わっていません。
変わったのは、円と他通貨の関係です。
2010年前後、5万バーツは「暮らせるけれど、“稼いでいる”とは言えない」水準でした。
それが今、円に換算すると、「稼げているように見える」。
海外で稼げるようになったのではなく、円の見え方が変わっただけ。この視点は、持っておいていいと思います。
■ 稼げる人が、先に見ているもの
海外で安定して成果を出している人たちは、共通して、こんな問いを持っています。
- 自分は、どんな役割を担っているのか
- その役割は、どの市場で評価されるのか
- どの通貨で、その価値を受け取っているのか
一方で、数字ばかりが気になるときほど、思考は「日本基準」に戻りがちです。
年収、昇給、肩書き。
前号(Vol.14)でも触れましたが、役割が曖昧なままだと、数字だけが大きく見えてしまう。
■ もし、自分のことだとしたら
海外か、日本か。
年収が高いか、低いか。
その二択では、少し足りない。
考えるべきは、市場 × 通貨 × 役割 です。
●RCXタイ就職チャンネルに、弊社社長田村 貴志が出演しました。
この番組でも、市場 × 通貨 × 役割について語っています。
この番組でも、市場 × 通貨 × 役割について語っています。
※田村貴志と直接お話したい方は、お申込みフォーム内の備考欄等に「田村貴志希望」と明記ください。
■ 次は、アメリカから
来週から、私はアメリカに入ります。
現地で見て、感じる、市場の空気、通貨の感覚、働き方のリアル。
次号(Vol.16)では、アメリカ現地の実感をお届けする予定です。
五感で感じることが大切な時代だからこそ、少し立ち止まって、構造を見る。
その余白ごと、受け取ってもらえたら嬉しいです。
GJJ海外就職デスク 創業者
田村さつき
田村さつき





