海外就職その後の体験談
『人生一度きり、とことんやりたいことにチャレンジ!』オランダ:アムステルダム在住3年 R.S.さん30歳

海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
オランダ・アムステルダム
Q2:Q1での勤務年数は?
3年半

Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
東京で3年勤務後、オランダ・アムステルダムにて日系金融機関に就職。
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
日系金融機関にて為替・デリバティブのカスタマーディーラーとして勤務。ヨーロッパ、イギリス、中東、アフリカを拠点にしている日系・非日系のお客様に対して、為替関連のセールス、ディーリング、送金関連の対応をしております。

Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
日系金融機関で働いているとはいえ、日本人だけでなく様々な国籍の人たちと働いています。7人いるチームの中には、フランス人、トルコ人、オランダ人、ポーランド人、日本人がいて、ディスカッションの際には日本では想像もできないほど白熱した議論になることが日常茶飯事です。特にオランダではダイレクトに伝える文化が強く、時には挫けてしまいそうな時もありましたが、今ではきちんと最後まで自分の意思、意見を伝えるようになりました。
またビジネスにおいても、お客様の中には日本の本社から派遣されている現地支店のマネージャーや社長様とお話しする機会も増え、こういったポジションにいる方々と日々直接ビジネスをさせていただくことは、なかなか日本では難しかったと感じております。
またビジネスにおいても、お客様の中には日本の本社から派遣されている現地支店のマネージャーや社長様とお話しする機会も増え、こういったポジションにいる方々と日々直接ビジネスをさせていただくことは、なかなか日本では難しかったと感じております。

Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
<それはいつ頃ですか?>
入社後1年半経った頃
<それはどのようなことですか?>
1、あまりにも多くの部署が関わっていて、まとめることができなかったこと
2、人を動かすことが思ったよりも難しかったこと
3、多くのシステムがどのようにつながっているのか、理解していなかったこと
この3点に苦労しました。
入社後1年半経った頃
<それはどのようなことですか?>
1、あまりにも多くの部署が関わっていて、まとめることができなかったこと
2、人を動かすことが思ったよりも難しかったこと
3、多くのシステムがどのようにつながっているのか、理解していなかったこと
この3点に苦労しました。

Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
自分が行う業務(約定記録のインプット等)がその後他の部署でどのような作業が発生しているのか、どのようなシステムが使われているのか、をあらためて勉強しました。
そしてプロジェクトに関わらなければならない部署の人の名前を覚え、誰がキーパーソンとなってプロジェクトに関わってくれるのかをまとめました。
<克服した方法や取り組みは?>
上記の項目を自分の中で整理した上で、それぞれの部署でやらなければならない準備、確認事項をまとめ、テストケースを作成し、日常業務が忙しい中でもできるだけ簡潔にわかりやすくしてあげることで、他部署からの協力も得やすくなりました。
人を動かすことは思っているほど簡単ではなく、それぞれの部署が日常業務をこなすだけで手一杯な中、プロジェクトに快く参加しサポートしてくれる人はなかなかいません。(ヨーロッパでは通常ポジション配属なため、自分の仕事以外はしない、というのが普通なので、プロジェクト関連は業務外と捉える人が多いです。)さらに、その時の私は新人であったため、誰も他の部署である私の名前など知らず、知らんぷりされることが多かったです。私の先輩で20年以上同じポジションで勤務している人のサポートを得て、なんとか他の部署の人たちを動かした時は、やはり存在感というものがいかに大事かを知らされました。
自分が行う業務(約定記録のインプット等)がその後他の部署でどのような作業が発生しているのか、どのようなシステムが使われているのか、をあらためて勉強しました。
そしてプロジェクトに関わらなければならない部署の人の名前を覚え、誰がキーパーソンとなってプロジェクトに関わってくれるのかをまとめました。
<克服した方法や取り組みは?>
上記の項目を自分の中で整理した上で、それぞれの部署でやらなければならない準備、確認事項をまとめ、テストケースを作成し、日常業務が忙しい中でもできるだけ簡潔にわかりやすくしてあげることで、他部署からの協力も得やすくなりました。
人を動かすことは思っているほど簡単ではなく、それぞれの部署が日常業務をこなすだけで手一杯な中、プロジェクトに快く参加しサポートしてくれる人はなかなかいません。(ヨーロッパでは通常ポジション配属なため、自分の仕事以外はしない、というのが普通なので、プロジェクト関連は業務外と捉える人が多いです。)さらに、その時の私は新人であったため、誰も他の部署である私の名前など知らず、知らんぷりされることが多かったです。私の先輩で20年以上同じポジションで勤務している人のサポートを得て、なんとか他の部署の人たちを動かした時は、やはり存在感というものがいかに大事かを知らされました。

Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
ヨーロッパには様々な国籍の人たちと仕事をする機会が多く、日本で働く時と大きく異なることはやはりコミュニケーションの仕方です。相手に伝えなければわかってもらえないので、これくらい言わなくてもわかってもらえる、なんて思っても時間の無駄です。様々なバックグラウンドを持った人がいる中で、人それぞれ考え方や仕事の仕方が異なります。そしてそれはコミュニケーションを通じて相手を理解する努力が必要です。
意見があるなら発言する、反論したい時はとことんする、そのようにして自分の存在感を高め、自分がどんな人なのかを知ってもらい、信頼関係を深めていくのが大事だと感じました。
意見があるなら発言する、反論したい時はとことんする、そのようにして自分の存在感を高め、自分がどんな人なのかを知ってもらい、信頼関係を深めていくのが大事だと感じました。
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
今後数年間は今のポジションで経験を積み、プロモーションを狙っていきたいと思っています。その過程で、もしくはその後にもし自分の中でやりたいこと、他に行きたい場所など出てきたら、その時はその時で考えていきたいと思っています。

Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
私は「30歳になる前に海外就職する」と20歳の時から心に決めておりました。その間自分の中でこの夢を叶えるために色々な方法を考え、情報収集し、実践し、そして夢を叶えたのが26歳。その時の私はもう誰にも止められないくらいに勢いがあって、オランダ行きが決まった時には今では考えられないほどのエネルギーに満ち溢れていました。
20歳でシドニーに1年間ワーホリに行くと決断した時、26歳でオランダに移住すると決断した時、いずれももちろん不安や迷いがなかったわけではありません。でも人生の中でチャンスがいつも訪れると思ってはいけません。今後目の前に出てくるチャンスを掴むために今「準備」をしてください。そしてその「準備」が整っている人は、不安や迷いがあっても自分で自分の道を切り開いていけると思います。
20歳でシドニーに1年間ワーホリに行くと決断した時、26歳でオランダに移住すると決断した時、いずれももちろん不安や迷いがなかったわけではありません。でも人生の中でチャンスがいつも訪れると思ってはいけません。今後目の前に出てくるチャンスを掴むために今「準備」をしてください。そしてその「準備」が整っている人は、不安や迷いがあっても自分で自分の道を切り開いていけると思います。
プロフィール
『人生一度きり、とことんやりたいことにチャレンジ!』オランダ:アムステルダム在住3年 R.S.さん30歳
不安や迷いがなかったわけではない
《オランダ:アムステルダム在住3年 R.S.さん30歳 プロフィール》
日本の大学を卒業後、大手金融機関で為替業務に3年間従事しその後オランダで就職。現在日系の金融機関で為替・デリバティブのセールスとして3年半勤務。
日本の大学を卒業後、大手金融機関で為替業務に3年間従事しその後オランダで就職。現在日系の金融機関で為替・デリバティブのセールスとして3年半勤務。