逆転思考のキャリア Vol.31 AI時代、あなたの武器は何ですか? ~これから価値になる「経験」を考える
逆転思考のキャリア Vol.31
AI時代、あなたの武器は何ですか?
~これから価値になる「経験」を考える~
こんにちは。
GJJ海外就職デスク創業者の田村さつきです。
GJJ海外就職デスク創業者の田村さつきです。
15年前、GJJから海外へ飛び出していった若者たちも、今では30代後半~40代、50代へと入り始めています。
香港、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、中国……。
「海外で働いてみたい」と海を渡り、現地の人たちと働き、異文化の中で悩み、失敗し、試行錯誤してきた人たち。
あの頃、その経験が10年後、15年後にどんな価値になるのか、本人たちにも分からなかったと思います。
でも今、海外で培ってきた経験が、その人のキャリアの財産になっています。
そんな人たちを見ながら最近、改めて「経験」というものについて考えるようになりました。
なぜなら今、仕事の世界で大きな変化が起きているからです。
■「2020年になくなる仕事」を覚えていますか?
2013年頃、「2020年になくなる仕事」が大きな話題になりました。
きっかけの一つが、オックスフォード大学のカール・ベネディクト・フレイ氏とマイケル・A・オズボーン氏による研究です。
米国の702職種を分析し、雇用の約47%がコンピュータ化の高リスクにあると推計。
日本でも「これからなくなる仕事」が盛んに取り上げられました。
私も当時、このテーマを追いかけていました。
あの頃は、
「これから仕事はどう変わるのだろう」
「私たちは、どんなキャリアをつくればいいのだろう」
そんなことを考えていました。
ただ、今振り返ると、未来はまだじわじわとやってくるものだったように思います。
ただ、今振り返ると、未来はまだじわじわとやってくるものだったように思います。
■ 2020年、一度「答え合わせ」をしました。
そして2020年。
コロナによって世界中の働き方が大きく変わった年です。
私はその年、「2020年の振り返り~2021年海外就職の予測」というセミナーを開催し、それまで予測されていた未来が実際にどうなったのかを振り返っていました。

「2020年の振り返り~2021年海外就職の予測」実際のセミナー資料
その時に使っていたのが、次の資料です。


「コロナショックとは関係なかった」
世界的にも2020年なくなる仕事となくなる業界は、すでに予測されていた。
これらは2020年当時、実際に私がセミナーで使っていた資料です。
あれから6年。
■ 2026年 今回は「じわじわ」ではない
生成AIの登場です。
今起きているのは、「ある職業が丸ごとなくなる」というより、仕事の中身そのものが急速に入れ替わっていく変化です。
リサーチ、情報整理、文章作成、資料作成、一次分析。
これまで若手が担当し、仕事を覚え、経験を積んできた業務の一部を、AIが驚くほどのスピードでこなすようになりました。
ここで一つ、疑問が生まれます。
若手が経験を積んできた仕事をAIが担うようになったら、人はこれから、どこで経験を積んでいくのでしょう。
でも、だからこそ私は、異文化の中で働き、人とぶつかり、自分で考え、判断する海外経験のような「AIでは代替できない経験」の価値は、これからますます高まると思っています。
そして、これを逆から眺めてみると――。
すでに、その「経験」を何十年分も持っている人たちがいます。
今の50代、60代です。

「2026年 今回は『じわじわ』ではない」/シニア逆転
これを逆から眺めてみると、少し違う景色が見えてきます。
今の50代、60代には、AIがなかった時代に20年、30年とかけて積み上げてきたものがあります。
専門性、判断力、マネジメント、人脈、交渉力。そして、成功も失敗も含めた経験。
AIが持っていない「経験資産」を、すでに持っている。
あれ?もしかすると今、シニアってちょっとお得なのでは?
もちろん、年齢が高ければ有利という意味ではありません。
大切なのは、何十年もかけて積み上げてきた経験を、今の市場で価値のあるものへ変換できるかどうか。
問題は、この状況が10年後も同じとは限りません。
だからこそ、今のシニア世代には、今だからこそのチャンスがあるのではないか。
私は、そんな仮説を持って研究を始めています。
■ 第1回研究モニターから、成果が出始めています。
昨年、キャリアパスポートAIを活用し、一人ひとりが長年積み上げてきた経験を可視化して、次のキャリアの可能性を探る研究をシニア向けにスタートしました。
第1回研究モニターの皆さんからは、すでに面白い成果が出始めています。
顧問契約。社外取締役。シニアの海外就職。自分が培ってきた経験を若い世代へ渡すために、若手スタートアップへの転職を実現した方もいます。
面白いのは、出口が全員違うこと。
「この人が何十年もかけて積み上げてきた経験は、これからどこで価値になるのだろう?」
そこから考えています。
そして、もう一つ手ごたえを感じていることがあります。
3か月のプログラムを修了した後も、長期プランへ移行して次のキャリアに挑戦し続ける方も増えてきました。
最近では、最初から長期プランを選び、「必ず実現する」という強い意志でスタートする方も増えています。
50代、60代から新しいキャリアに挑戦するのですから、もちろん簡単なことばかりではありません。
それでも、これまでの経験をどう次へつなげるかを一緒に考え、動き、時には軌道修正しながら、皆さんと楽しく挑戦を続けています。
第1回の成果が見え始め、さらにその先へ進む人たちが出てきた今、シニアの経験には、まだまだ私たちが見つけられていない価値がある。
第2回 グローバル・セカンドキャリア研究モニター募集
今回は、2026年8月募集・5名限定です。
この研究モニターを募集するのは年2回。
次回募集は2027年1月を予定しています。
次回募集は2027年1月を予定しています。
転職だけではなく、顧問、社外取締役、副業、スタートアップ、海外、あるいはまだ自分でも想像していない次のキャリア。
これまで積み上げてきた経験を、これからどう使うのか。
キャリアパスポートAIを使いながら、一緒に考えていきます。
モニター価格・プログラム内容のお問合せは、こちらをご覧ください。
■ 最後に・・・・
今回はシニア世代の研究モニター募集になりましたが、これはシニアだけの話ではありません。
10年以上前、GJJから海外へ渡った若者たちも、今では30代後半~40代、50代へと入り始めています。
当時は将来どんな価値になるか分からなかった海外での経験が、今、その人たちのキャリアの財産になっている。
だから、これから海外へ行きたい若い人たちにも伝えたいと思います。
「何の仕事に就くか」だけではなく、「そこで何を経験するか」
20代には、これから積み上げられる経験がある。40代には、培ってきた専門性がある。50代、60代には、長い時間をかけなければ手に入らない経験がある。
未来がどうなるかは、誰にも分かりません。
だからこそ、今の自分だからできる経験をする。
その経験が10年後、20年後、思いもよらない価値になるかもしれない。
経験は、未来の財産になる。
そう考えると、
海外就職って、やっぱり面白い。
GJJ海外就職デスク 創業者
田村さつき
田村さつき






