『面白いこと探してます』ベトナム在住：M.Kさん45歳

ベトナム・ホーチミン

(a)日系IT企業勤務（Manager兼営業担当を経て、現ポジションはClerk、社内管理業務等）
(b)BAR（オーナーバーテンダー）

※「帰りたい」と思ったことはないです。
<それはいつ頃ですか？>
(a)入社1年目〜2年目
(b)店舗開業後
<それはどのようなことですか？>
(a)日本での業務経験で培ってきた、仕事に対する「常識」というものが通用しないとわかった。
(b)お客様に行う「サービス」という意識に対するスタッフ教育。

<克服するうえで準備したことや必要になったものは？>
(a)これまでやってきた常識を捨てて、常識に囚われないように常に意識すること。
(b)文化も習慣も違うのと同じように、サービス意識に対する考え方が違うと理解すること。
<克服した方法や取り組みは？>
(a)如何に簡潔に、且つ、曖昧な表現をなくして、伝えることを常に意識した。
(これはある意味、日本で日本人相手にマネジメントする上でも同じように重要）
(b)お客様に対するサービス内容を、なぜそういうサービスをするのか、また、するべきなのか、理由も含めて、時間を掛けてスタッフに説明し、理解してもらうよう心掛けた。

日本で長く仕事をしてきて凝り固まった仕事感（あるいは日本でしか通用しない常識というもの）を見直して、柔軟な考え方になれたと思います。それは、普段の生活においても同じで、月並みな言い方をすれば、これが、人生観が変わったという事なのかもしれません。自分の人生を楽しくするために、何をするか、ワクワクできるようになりました。

海外就職したいと思ったら、何も考えず一先ずやってみれば良いと思います。海外生活に向いている人もいますし、向いてない人もいます。それはやってみないと分かりません。ダメそうなら日本に帰ればよいだけです。合わない仕事なら別の仕事を探すことも可能ですし、滞在中に別のやりたいことが見つかることもあります。東京も大阪も福岡も海外も、ある意味、感覚的には一緒です。どこも文化や習慣が違う「土地」というだけです。