海外就職その後の体験談

『この国でずっとずっと暮らしたい』北インド在住5年 Y.Oさん43歳

海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー

Q5：海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。

海外で働く日本人は、日本側の価値観をインド側に教え、日本側の立場に立つことが多いと思います。
私は、インドが好きで在住歴も長いので、インド側に立つこともできるので双方のお役にたてる機会が多いです。
現在は、病院の医療通訳として働いています。日本とインドで価値観やシステムの異なる人々の間に立つ必要があるため、それぞれの国の事情、法律、治療方針等を日印同時に学ぶことができ、相互に理解してもらえるよう工夫するのはとても楽しいし仕事にやりがいを感じます。

Q6：苦労したことは？壁にあたったことは？帰りたいと思ったことはありますか？

大変なことは日々ありますが、苦労や壁とまでは思わないです。
苦労を楽しんでしまうというか、もともとあまりそういうふうに感じない性格のせいかもしれません。
大変なことの次やその裏側には必ず輝きや喜びかあるものです。
そういうのを感じるのが得意なのかもしれません。

Q7：海外就職して得たこと（成長したこと）は何ですか？

私にとって、海外就職は、大好きなインドで暮らすための手段でした。
ここで長く暮らすには、ここで仕事をするのがいちばん適していると思っています。
ここで暮らすことは、広く混沌としたインドの人々や文化を知ることができる最高の機会です。
知り尽くすことにゴールはないのですが、大好きなところを見つけられ、そこで暮らせるような仕事に就けている…シンプルですがそれが何より幸せです。
また、海外に住むことは、自分の価値観以外のことを受け入れないとやっていけないので、心の窓口をより広げることは私にとって何よりの成長と感じます。